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2013-09-22

Dinner with Michael 1992.3.29

來源:mjfcmoonwalk.com

その最高の夜!私は未だにボーッとしていて、まだ夢の中にいるようです。
MTV主催の 『 My Dinner with Michael 』コンテストの勝利者・私と私の夫は、
『In the Closet』の撮影セットの場で、マイケルがプレゼントしてくれた
日曜日のパーティに出席するという幸運に恵まれたのですから


Reported by : Donna Friedn


 それは、私の一生の中で魔法にかけられたような最高に神秘的な夜でした。
 その夢のようなパーティーは、日曜日にMTVが催したウエストハリウッドにある Bel Ageホテルでの前夜祭から始まりました。
 30人の勝利者たちとそのゲスト、そしてアメリカ・ベルリン・フランス・台湾・オーストラリア・ブラジルからのゲスト達で溢れていました。
 誰もが本物のマイケルが見られることに興奮し、自分たちが410万人もの応募者の中から選ばれたことが未だに信じられない位の驚きでした。





 その前夜祭のウェルカム・パーティの夜が明けて、いよいよ当日の朝を迎えました。
 私たちは、今夜の大切な一夜を胸に秘めながら2台のバスに分乗し、パーム砂漠にある目的地へ向けて午前11時に出発しました。
 私たちは、Marriott Desert Springs Resortに午後2時45分に到着し、そこで今夜の“ビッグナイト”のために支度する時間を1時間与えられました。

 『In the Closet』の撮影セットへ連れて行かれる間中、私と夫はお互い2つの感情を抱いていました。信じられない程の嬉しさで興奮する気持ちと同時に、悲愴感も持っていたのです。
 というのも、私たちはこの夜は瞬く間に過ぎ去ってしまうだろうし、すぐに想い出となってしまうことを承知していたからです。時間が止まらない限りは…。




 MTVのスタッフは、セットとテント(会場)のパーティの様子を、マイケルの来るまでだったら写真に撮ってもいいですよと説明してくれました。マイケルがひとたびここに現われたら、私たちはカメラを置かなければなりません。
 でも私はマイケルの気持ちをよーく理解出来ます。だって私も一晩中いくつものストロボ・フラッシュで自分の顔を照らされたくありませんからね。



 そして、とうとう遂に真っ白なテントが遠くに見えてきました。
 私たちは午後6時にバスから降り、象やラクダ・カンガルー・パンサー、そして竹馬乗りの人の歓迎を受けました。
 『In the Closet』のセットは、砂漠の真ん中に白いスペイン風の廃墟があるという作りだった。

 私と夫は、尊敬をもってそのサーカスカーニバルのテントに足を踏み入れました。
 そこにはゲームコーナーもあり、漫画家がいたり、マジシャンや手相占いの人たちがいました。
 いろんな色の風船で埋められ、どのテーブルもキャンディが散りばめられ、動物のヌイグルミも置かれていた。




 世界各国の料理が並べられた立食コーナーや、オウムが木に止まっていたりするエキゾチックなポリネシアン・バー等もありました。
 バンドがブラジル風の音楽を演奏していて、ダンスフロアの隅に設置されたモニターTVからはマイケルのビデオを流していました。

 有難いことに、座って食べるスタイルのディナーでは無かった。だって私はたとえ強制的に食べろと言われたとしても、とても喉を通らなかったから。



 午後7時30分、私たちはピタリと動きを止めた。
 黒の服でまとめ、赤い腕章を付け、サングラスをしたマイケルが、この部屋にエスコートされて入って来たのです。
 彼は、コンテストの中の今日の参加者のうちの1人から渡された小さなエッフェル塔を手に持っていました。フランスから参加した小さな男の子からのです。






 マイケルは、私を含め何人かの人たちと握手をしていました。私たち夫婦は、こんなに早く彼のそばに行けたことがまるで信じられませんでした。

  マイケルは少し食べ物をかじっていましたが、何といっても今夜のハイライトは、彼がみんなと一緒にコンガラインで踊ったことです!


 信じられない事はもう1つありました。中央でダンスしていたダンサー達に私たちが拍手喝采していた時、私はマイケルの隣にいたんです!
 私は人の目線が気になったし、彼をじっと見つめることはしなかったけれど、彼の隣にいるという事だけで私には充分だったのです。

 ベリーダンサーがダンスフロアを引き継ぎ、マイケルは自分のテーブルに戻り、その演技を見ていました。
 夜通し、人々は彼のテーブルへ寄って行き、彼と言葉を交わし、握手をしていた。
 オーストラリアから来ていたカップルは、大きなコアラのぬいぐるみを彼にプレゼントしていました。




 その後、参加者たちは数人のグループに分かれてマイケルと一緒に記念写真を撮ったのです。
 私の夢の1つは、コンサート会場で客席に向かって投げる彼のトレードマークの帽子をキャッチする事でした。私と夫は、何回かのコンサートは前の方の席が取れ、もう少しで飛んで来た帽子をキャッチ出来そうだった時もありました。
 その後、私は帽子を購入しました。(マイケルグッズを売っているお店で)
 パーティでこの帽子にサインしてもらおうと思い、あらかじめマイケルへ送りました。彼は私の申し出に応えてくれたのです。次のような言葉が書かれたサイン入りの私の帽子が、私の元に送り返されてきました。
  『 To Donna & Gary(夫の名前です) All my love. Michael Jackson 』。 私たちはお礼の気持ちとして、彼の有名なチャリティー機関の1つに寄付をしました。

 私たち夫婦のこの夜の大きな夢だったのは、この帽子をマイケルが被ってみせてくれる事でした。
 そのチャンスはグループ写真の時にやってきました。
 マイケルは、この帽子を手に取り、書いてある文字をしげしげと見つめ、そしてサインを指差して
 「うん! これは僕が書いたものだよ!」
と叫んでくれました!!
 この夜の私たちの夢は叶えられたのです!!


 マイケルはグループ写真を撮り終え、午後9時前にバンに足早に乗り込みました。
 記念すべき夜は、きらめきと共に終わったのです。



 帰りのバスの中は静かでした。
 時々ひとことふたこと言葉を交わす人もいたけれども、殆んどの人は じっと静かに、ついさっきまで起こっていた事を思い返しているようでした。

 Thanks a million MTV.
 Michael, we love you.

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