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2013-09-22

THE HEAL THE WORLD FOUNDATION

來源:mjfcmoonwalk.com  
( VOL.47 / Oct 1992 )


   『Heal the World基金』 については、今までも簡単に会誌で扱っては来ましたが、今回改めてみんなで参加する事になりましたので、どんな構成になっているのかを知るとともに、マイケル様の御来日(?)も目の前まで来ているので、もう一度マイケルがどんな目的を持ってツアーを始めたのか再確認し東京ドームのステージに臨みたいなーと思い、詳しく載せてみました。 ミーハーの当MOONWALKにしては ちと硬い?かもしれないけれど、読んでみてね。
 チケット購入など、私たちが出来る事でマイケルの夢の実現の一部でも役に立てれば嬉しいし、多くの人の気持ちがひとつになれば何だって実現できるんだという自信と希望に繋がります。マイケルのファンとしての誇りを持って   

 (※この基金運営による組織 『THE HEAL THE WORLD FOUNDATION』 は、以下 "財団" と表現します )


'92年6月23日、ロンドン・ヒースロー空港にて
マイケルがツアー開始前に直々に述べた時の言葉です。

Our children are the most beautiful, most sweet, most treasured of our creations.

And yet, every minute at leat 28 children die.
Today our children are at risk of being killed by diseases, and by the violence of war, guns, abuse, and neglect.
Children have few rights and no one to speak for them.
They have no voice in our world.

God and nature has blessed me with a voice.
Now I want to use it to help children speak for themselves.
I have founded The Heal The World Foundation to be the voice of the voiceless : the children.

Please, join with me and the children to help heal the world.
Together, parents, communities, governments - all people of the world - we must put our children first.

Finally and most importantly.
I want to tell the children of the world :
You are all our children, each one of you is my child, and I love you.
子供たちは、全てのものの中で最も美しく大切な宝物です。

しかし1分間に28人もの子供が死んでいっているのです。
今般、子供たちは病気・戦争・銃・虐待・放置によって殺される危険に晒されています。
子供たちには語る権利は殆んどなく、それらを訴えかける大人もいません。
子供たちは世間での発言権がないのです。

神と自然は、僕に声を下さいました。
今こそ、その声を子供のために使いたいと思います。
基金を設立し、声なき子供… 彼らの声にしたいと思います。

皆さんも、私たちと力を合わせてこの世界を癒して下さい。
親・地域社会・政府・そして世界中の人々に訴えます。
まずは子供たちを最優先して下さい。

最後に、最も大切なことです。
世界中の子供たちに、こう話してあげたいのです。
君たちすべては我々の子であり、君たち1人1人が僕の愛すべき子なのだと。

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'92年12月23日付の一般紙でも、上記抜粋のメッセージ広告が1面まるまる使って打たれた

使 命
子供たちを救うために世界を癒そう。
目 標
  • 子供の安全・健康・成長を世界の最優先にする。
  • 全ての子供たちの権利や要求、そして世界を助けるための彼らのユニークな発想・意見を言葉で表わす公開討論の場を提供することによって世界の関心を集め、主張の出来ない人のために主張をしてあげる。
  • 子供たちが暴力なく生き、病気に蝕まれず健康な生活を送り、全ての世代の人間が社会的貢献が出来るような大人に育つような世界を創るために協力する。
財団の計画
重要な目標の要点を支えるため三つの大まかなタイプの活動を検討し、実行すべく計画している。
すなわち、
  • 公共の認識
  • 治療と薬の研究
  • 教育
 財団の計画のスタートとして、まず社会的にこれを認識してもらう為の2つのプログラムに資金を出すことが既に決定されています。
  1. The Michael Jackson International Children Prize
    これは上記の "目標" の 1. をサポートするものです。
    このプログラムは、子供の問題のために働いている世界中の個別の人に輝かしいスポットライトを与えるための賞の資金を出します。
    この賞を出すことによって、この財団が世界の人々と彼らの政治的・経済的・社会的地域共同体に、子供たちにとって一番必要な要点に気づいてもらう事が出来ます。
    この賞は、一番民衆に対等なレベルで、世界を癒し危険に晒されている子供たちを助けている個人及び組織団体に与えられます。
    毎年これにノミネートされる個々は、世界で先導している子供たちの団体と子供たちの問題のために働いている無名のグループによって厳密に選択されます。
    6名の受賞者はそれぞれの大陸から各1名ずつ選ばれ、選考委員から賞を与えられます。賞金として65,000ドルがそれぞれ個人及び団体に与えられます。受賞者は、世界各国のメディアが取材する式典でこれらの名誉を受けることになります。

  2. The World Coouncil Of Children
    "目標" の 2. をサポートするものです。
    子供たちの世界会議は、彼らの見方・希望・思考を世界に発表する討論会です。そこでの意見は正式な忠告として協議されたものとし、団体に役立たせます。
    年に1度、子供たちの代表者が集まり会議をします。
    この会議は、子供たちや世界に影響を及ぼす問題について学ぶ場が子供たちに与えられ、子供たち自身から見た世界を彼らのユニークな見解で述べ、分析と討論を通してこれらの問題の理解を子供たちに強めてもらう。
International Children's Organizations (国際子供団体)
この財団は、"UNICEF", "Save The Federation", "CARE" など子供の団体を先導する組織と一緒に活動します。
これに付け加え、これらの団体も "Michael Jackson International Children Prize" のノミネート会員として、この財団と一緒に正式に合併する予定です。


統 治
この財団は、顕著な委員会のリーダーや子供たちの問題についての専門家を備えています。
これに加えて財団では、アドバイスをする委員会 "International Advisory Council" をも持つ予定です。


資 金
この財団は、公的なチャリティーなので毎年最低1/3は世界一般の人たちから資金が来なくてはなりません。世界中からの一般の人々の重要な支援を期待しています。
それに付け加え、マイケル・ジャクソンの世界中いたる所での Dangerousツアーが、非常にたくさんの資金集めの一部として活動が計画されています。
ヨーロッパの例として、最近イタリアで行なわれた資金集めのサッカーの試合で、財団は数千ドルを地元の子供たちと 『Heal the World基金』 のために集めることが出来ました。
財団は、ペプシコーラ社のような大企業のパートナーが関わり支え続けている事も嬉しく思っています。


 Dangerousツアーは、今まで作られてきたショウの中で一番きらびやかなショウです。
 これを全て可能にする為にマイケルは、世界最高のダンサー・ミュージシャン・エンジニア・デザイナーを雇いました。 【※ REPORT-1 “DANGEROUS tour に備えて” 参照】



= 『Heal the World基金』 活動の記録 =
( VOL.76 / Jun 1995 )


 『Heal the World基金』 は、子供たちの事を最も大切と考え、世界中の子供たちが今必要なものを速やかに供給できるよう努力しています。
 『Heal the World基金』 では、子供たちを救うことで世界を救えると考えています。 その為マイケル・ジャクソンは、1992年に委員会を創設しました。
 その最初の年に、助けの必要な子供たちの場所を調べ、必要な物を供給し、成果を上げています。 そしてその為に予防注射などの衛生面での問題・ドラッグの予防・学校等の教育の問題など様々について考察しています。
 その効力を最大限に発揮するために、 『Heal the World基金』 はそれぞれの分野で活動できるようになっており、協力関係団体は各方面へと及んでいるため、交通の便の悪い地域の子供たちへのサービスもきちんと出来るようになっています。

以下は、創設から今日までの 『Heal the World基金』 の活動の記録です。
(※'95年4月時点まで)


1992年 9月30日 ルーマニア・ブカレストの孤児院に、専用の児童公園を造りました。
それまでにも活動していた 『Heal the World基金』 が、この日をもって正式に発足。


11月24日 サラエボの子供たちへ向け、『アメリケアズ』 と協力し、毛布・冬着・靴・医療品等の救援物資47トンを空輸しました。
1993年 1月26日 1月31日、カリフォルニア・パサディナ・ローズボウルでのNFLスーパーボウル(アメフト)のハーフタイム・ショウでマイケルがパフォーマンスを行なうのに先立ち、記者会見が開かれ、 『Heal LA』 を発表しました。
『Cities In School』 ,『Big Sisters』 ,『Big Brothers』 ,『The Best Foundation』 ,『Watts Health Foundation』 ,『The Partnership For A Drug Free America』 の協力を得て、ハーフタイム・ショウでは世界中の子供たちへ希望のメッセージを送りました。


NFLとスポンサーのフリト・レイ社から各10万ドル,ベスト基金から50万ドルが 『Heal the World基金』 へ

2月 3 日 『HtW-UK』 は、セガ社の協力でコンピュータ・ゲームや備品を、イギリスの子供病院・子供のための施設・チャリティーに、総額108,000米ドル以上を寄付しました。
3月12日 『予防注射/子供の健康協会』 がアトランタで、『Heal the World基金』,ジミー・カーター元米大統領,『アトランタ・プロジェクト』 によって発表されました。
18日 都市のアンチ・ドラッグ・キャンペーンが、『Drug Free America』,『Drug Free CAL』,『The Best Foundation in LA』 と共に、『Heal the World基金』 と 『Heal LA』 によって始まりました。
キャンペーンは、若者たちのドラッグに反対する運動を補強するようなものとなりました。
4月26日 マイケルは、予定されていなかったツアーを3日間行ないました。
『Heal LA』 はサウスセントラルLAで子供たちと交流を持ち、予防注射やドラッグの撲滅運動をしている人たちとの会議に加わりました。
5月 5 日
マイケルはアトランタを訪れ、『Heal the World基金』,『アトランタ・プロジェクト』,『Children's Health Initiative』 のとりあえずの成功を、カーター元大統領夫妻,『Ronald McDonald Children's Charities』,『Turner Broadcasting System』,グラディス・ナイト,TLCとともに祝いました。
17,000人もの子供たちが わずか5日の間に予防注射を受け、その後を追跡するシステムも出来ました。

8月24日 タイのペプシコーラ社と 『Heal the World基金』 は、マハ・チャクリ・シリントーン王女殿下が後援している 『Royal School Children and Youth Development Fund』(田舎の学校の子供たちの発育基金) へ、4万ドルを寄付しました。 それはタイの田舎の村の学校給食の計画をサポートしています。


9~10月 新しい救急車が、 『Heal the World基金』 とペプシコーラ・インターナショナルよりモスクワの 『Contacts One Independent Living Center For Children』 と、アルゼンチン・ブエノスアイレスの 『De Ninos Dr.Ricardo Gutierrez 病院』 に寄付されました。
10月 さらに子供たちの健康を考え、10万ドルの補助金を 『The Children's Defence Fund』,『The Children's Diabetes(糖尿病) Foundation』,『アトランタ・プロジェクト』,『The Boys and Girls of Newark New Jersey』 に寄付しました。
12月 8 日 6万ダースのワクチンを、緊急に 『Republic of Georgia』 の 『Heal the World基金』 とともに、『ゴルバチョフ Foundation USA』 に空輸しました。
他の医療品も一緒にDC-8機でグルジアの首都トビリシに送られました。
15日 『HtW-UK』 は、イギリスを拠点として活動している福祉団体 『Operation Christmas Child』 と組んでイギリス救援物資を送りました。
物資の中身はイギリスの子供たちによって、かつてのユーゴスラビアの子供たちの為に運ばれました。
今回は、オモチャ・小さな贈り物・それにボスニアへの子供たちへの手紙の入った贈り物が10万個以上 用意されました。
1994年 1月17日 『Heal the World基金』 と 『Heal LA』 は、LAの地震で被害を受けた子供や家族のために、とりあえず必要な物資を集めました。
『Unihealth』 と 『LA Immunization(予防注射) Coalition』 と協力し、1ヶ月間、避難所やテント暮らしの子供たちを守るためにワクチンの供給を行ないました。 子供1人1人に対して長期間の観察のために新しく記録カードも発行されました。
また 『Discovery Toys』 と協力し、予防注射を受けた子供たちに配るオモチャを寄付しました。
85,000ドル以上が 『Heal LA』 を通じて、地震からの復興を目指して努力している一般の人々やLAやサンフランシスコ・バレーで長期間被災した人たちを世話している団体に配られました。
ジェネラル・エレクトリック社とともに洗濯機と乾燥機が、被災した人のために無料でランドリーを供給している25の団体に寄付されました。
Lover Brothers と Surl Wash とともに石鹸を提供し、家を失った家族のために無料でコインランドリーを開放する日を作りました。
また、『Heal the World基金』 のメンバーであり 『Heal LA』 の役員の1人でもあるエドワード・ジェームス・オルモスは、公共放送を録音して避難所を訪れ、地震について講義をしました。
避難所暮らしをしている400人以上の人が 『Heal the World基金』,『Heal LA』,『Salvation Army』 に招待され、ユニバーサル・スタジオで1日を過ごしました。 3週間以上もテントや体育館で過ごしていた大方の人たちにとって、避難所を離れるのはそれが初めてでした。
春・夏 『Heal the World基金』 は、『Heal LA』 をサポートするのにショービズ界の協力を得ました。
クリス・クロスは、『Heal LA Immunization Initiative』 に協力して "George C Page Children's Hospital Community Health Center" に患者を訪ねました。
レイヴン・シモーネとブライトン・マクルアは、『Heal LA Mentoring Initiative』 に協力して "Bancroft Middle School" に学生を訪ねました。
『LA United School District』,『Youth Services』,『I Have A Dream Foundation』,『Best Buddies』,『Overcoming Obstacles』,『CA One to One』 のプログラムと共に、『Heal LA』 は 2,000人以上の対象となる子供たちにジャネット・ジャクソンのコンサートや、NBAの "LA Laker Jam",ビーチボーイズのコンサートのチケットを配りました。
マイケルとリサ・マリーの寄付を受けて 『Heal the World基金』 は、 "トイザらス" と "アメリカンズ" の協力のもと、ハンガリー・ブダペストの2つの子供病院の子供たちにオモチャや食料を配りました。
このブダペストへの訪問中、マイケルとリサは "Budapest's Bethead a Children's Hospital" の 4歳の患者ベラ・ファーカスちゃんの肝臓移植の費用を寄付することを約束しました。


1995年 2月 8 日 『Heal LA』 は、『Community School / Safe Havens Initiative』 のカリキュラムとプログラムを拡げて、現在では10,200以上の家族が会員となっています。
3月11日 マイケルとリサに肝臓移植を約束された4歳の少年が、ブリュッセルの "Cliniques Universitaire Saint-Luc" で移植手術を受け、成功しました。
この移植は、『Heal the World基金』 を通じてなされたマイケルとリサの寄付によって可能となりました。
4月17日
~22日
『Permanent Charities』 と 『EC2000』 と共同で、『Heal the World基金』 は世界子供会議を主催し、子供や17ヶ国の代表の若者をLAに集めました。 それはアメリカ建国50周年を祝って1995年6月にサンフランシスコで開かれる世界子供サミットの予備会議でした。
出席者は、自分の国や地域で子供たちが直面している危機を話し合い、国連の歴史について勉強し、リーダーの研修会に参加し、世界子供サミットでのレポートの準備をしました。 【※ REPORT-2 “第2回 世界子供会議に参加して '95” 参照】





 『Heal the World基金』 は 1992年9月 マイケルが、助けを必要としている世界中の子供たちに注意を集め素早い対応の努力をするために設立しました。基金はそうした努力が世界中の子供たちの環境や状態を改善していくと考えています。
 マイケル・ジャクソンという名と彼の子供に寄せる深い関心の力を借りて、 『Heal the World基金』 はいろいろなネットワークや現在ある子供たちの為の機関を通じて世界に訴え続け、子供たちを取り巻く状況の改善を続けていきます。
 子供たちの教育の機会を高めるという事が、あちこちにある 『Heal the World基金』 の議事としてあります。 『Heal the World基金』 は、その大切な議事を追求できるように、その時々の募金活動を決めていきます。
 基金の管理は、独立した非営利団体(Heal the World基金 Administration)が行なっています。 計画どおり援助を受ける子供たちにダイレクトにきちんと100%届いている事を保証します。
 基金では、計画されたものとは別に、世界中の個人や財団・企業等のユニークな慈善の機会を提供します。 表面上 手に負えないような問題が起きて供給品が間に合わない時でも、世界的な規模のおかげで対処できます。
 『Heal the World基金』 は、世界中の子供たちの要望に素早く・また長期にわたって率先して応えていきます。


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= 会誌のNEWSページより =


■'92年■
  • 2月3日、NYラジオシティ・ミュージックホールで行なわれた記者会見で、マイケルは4年振りのワールド・ツアーを夏から始めるという事と、ペプシコ社とCM契約した事を発表。ツアースポンサーもペプシコ社。
    ヨーロッパ・アジア(日本含む)・南米を回る予定。
    今回アメリカが含まれないのは(といっても '94年にあるとも情報アリです)、Thrilleアルバム4,000万枚の半分以上はアメリカで売り上げたが、BADアルバムはアメリカ市場は1/3程度だった。 "Black or White" のSFからも伺えるように、マイケルは国際的な市場を狙っている。
    今回のツアーに出る唯一の理由は、マイケルが設立した慈善団体 『Heal the World』 を通じて、生態系を救い、世界の恵まれない子供たち・難病に苦しむ子供たちを救いたいというものです。
    来年'93年のクリスマスまでに1億6,000万ドルを集めるのが目標です。



  • 6月23日、ロンドン・ヒースロー空港で、ツアーに先駆けて会見。
    『Heal the World基金』 に100万ドル(約1億3,000万円)の小切手を渡し、協力を呼びかけた。
    『Heal the World基金』 は、子供を救うことにより世界を良くしようという財団。

  • 7月3日、イタリア・ローマで 『Heal the World基金』 への寄付を受ける。

  • マイケルが史上最高額でコンサートのTV放映契約をしました。
    ライブ放映に踏み切ったHBOケーブル・テレビジョンの放映権契約額は、推定700万~2,000万ドル。
    マイケルは初めてコンサート全編の放映を許可し、10月10日ルーマニアでのコンサートがOAされる事になった。アメリカツアーが無かったアメリカのファンにとっては唯一のチャンスかもしれない。
    この収益金は、ルーマニアの子供たちへ贈られる。
    (※日本では翌'93年6月28日、NHK-BS2にて20:00~22:20放映)

  • 来年('93年)1月31日、第27回スーパーボウルのハーフタイム・ショウで20分間のライブをすることに決まったマイケル。
    内容は今回のツアーからの抜粋になり、このギャラ10万ドルを 『Heal the World基金』 へ寄付すると発表した。

  • マイケルは、リズの勧めで香水を発売するように言われた時は、あまり関心がありませんでした。
    しかし 「香水の収益金を寄付すれば?」 というリズのひと言で発売する事に決めました。

  • <TVK 「ビルボードTop40」 9/24放映>
    ブカレストでの9月30日のコンサートに伴い、現地の病気の子供たちを治療するため、マイケルは医師団を連れてルーマニアに行きます。
    費用はマイケルの 『Heal the World基金』 から出るそうです。

  • 9月29日、マイケルは医師団を伴ってルーマニアに入国。
    医療の乏しい国況の中、お金よりまずは医師と薬だと判断したマイケル。もちろん 『Heal the World基金』 で雇った医師団です。

  • <フジテレビ 「ニュースCOM」 10/1放映>
    世界のポップスター、マイケル・ジャクソンがルーマニアの孤児院を訪れ、子供たちに熱烈な歓迎を受けました。 世界のポップスターも、彼らにとっては孤児院に大きな運動場をプレゼントしてくれた善意の人。(おまけにベイビーにチュッ までプレゼント)
    自ら子供基金創設を発表する等、歌って踊れる愛の伝道師の座は揺るぎません。

  • <CNN ,TVK 「ワールドToday」 10/1放映>
    ルーマニアで恵まれない生活をしている子供たちにとって、ワクワクするような経験になりました。
    スーパースターのマイケル・ジャクソンが、基金により作られた児童公園の開会式に参加したのです。 イリエスク大統領も参加しました。


    500人の子供たちのために造った児童公園にて イリエスク大統領と共にテープカット

  • 10月10日に米HBOでオンエアされるルーマニアのライブの契約金も、ルーマニアに寄付します。

  • <NHK-BS 11/16放映>
    マイケルはアメリカで香水を発売します。
    女性用は 『ミスティーク・ド・マイケル・ジャクソン』,男性用コロンは 『レジェンド・マイケル・ジャクソン』。
    パッケージはホログラムを使用。
    香水は30ドル以下で限定6ヶ月間発売され、収益の一部は貧しい子供たちの救済のための 『Heal the World基金』 に寄付されます。

日本でも "ジャパンツアー記念" と銘打ち、限定ポスター付で税込各5,150円にて発売

  • <サンケイスポーツ 11/16付>
    『マイケル、あしながおじさん』
    AMラジオのニッポン放送 『チャリティ・ミュージックソン』 に12月24日、初参加。どんな形での参加になるかはまだ未定。
    この番組は12月24日正午にスタートし、24時間生放送される。
    18回目を迎えるこの企画は、目の不自由な人々のために役立てる募金を募ります。
    マイケルもこの主旨に賛同、『Heal the World基金』 活動の一環として、日本の恵まれない子供たちに役立ちたいという気持ちを強く持っている。
    24日は公演日なので、マイケルの生の声あるいはテープの声がラジオから流れるのは25日になるのではないかと言われている。

  • <テレビ朝日・CNN・BS放送・フジテレビ 「ニュースCOM」 11/24放映>
    旧ユーゴスラビアの内戦の犠牲になっている子供たちに救援物資を届けようと、私財2億6千万円を投じて特別機を派遣することになりました。
    これは人道的支援にひと役買うことになったもので、民間の支援団体とタイアップして空飛ぶ支援を行ないます。
    クロアチアの地元各紙は、1面でマイケルの写真を載せてこの朗報を紹介。スーパースターの援助に歓迎の意向を示しているという事です。
    ニュースで記者会見したマイケルは、
     「今年サラエボは、悲劇のシンボルとなりました。 偏見や民政対立・環境破壊・家族の離散は避けられたはずです。
      我々は、混沌・絶望・破壊で包まれた地球の傷を癒さなければなりません。 私の任務は傷を癒すこと。 その為には、まず子供たちを救出します。
      今日我々は、内戦で荒れ果てたサラエボの子供たちにプレゼントを用意しました。」
    とコメントしました。
    マイケル自身が世界の子供たちのための援助団体として、今秋に設立したばかりの 『Heal the World基金』 と、世界最大の救済団体として有名なアメリカとが協力して実現したのです。
    戦争で引き裂かれた旧ユーゴスラビアの子供たちに様々な医薬品や毛布・靴等、計2億6千万円相当の救済物資を空輸するというものです。
    42トンにも及ぶ物資を積んだ飛行機は J.F.ケネディ空港から飛び立ち、厳しい冬の寒さや医療品不足で苦しむサラエボの子供たちの元へ、順調に行けば24時間以内にも届けられるということです。
    この物資が届けられるのは ボスニア・ヘルツェゴビナ共和国にあるサラエボ市内で、この地域は昨年('91年)国家分裂が生じて以来 血まみれの内戦が続いています。国連の監視の下で進められている停戦の努力や救済活動は、セルビア軍によって繰り返し行なわれる攻撃で未だに難航しており、戦闘が依然として止まず食料不足や医療不足がますます深刻化する中、冬の到来で多くの難民が寒さや病気・食料不足に耐えられず餓死してしまうのではないかと世界各国の心配が高まっている状況です。
    マイケルの送る救援物資のパッケージには、彼直筆の希望あふれるメッセージ
     『子供たちみんなを愛しています M.J 』
    と、荷物ひとつひとつに書かれています。
    200万ドル相当の医薬品や衣類を、マイケルと70人の子供たちが飛行機に積み込みました。



  • '92年12月6日、英ロンドン・オリンピアで開かれたスマッシュ・ヒッツ Poll Winners パーティで、"男性ベストソロシンガー賞No.1" にマイケルが選ばれました。
    マイケルのコメントが映像で会場に流れました。
    「ハイ! 特にスマッシュ・ヒッツの読者のみんな、こんにちは。それからイギリスのファンのみんな有難う。みんなの誠実さと理解に支えられて、僕は自分に対して正直に生きています。心から感謝しています。受賞はみなさんのお陰です。
    それからお願いがあります。
    『Heal the World 財団』 は、僕にとって一番大切な仕事です。僕の歌の収益金も財団に贈られます。みなさんも是非協力して下さい。」
    カメラの向こう側にカンペがあったのか、マイケルの目が微妙に動いていて、読んでる(?)っていう感じの映像でした。

  • マイケル in JAPAN '92 24日間の記録 より要約>
    12月10日 午後6時20分にマイケルは、アマコスト駐日大使によるアメリカ大使館での歓迎セレモニーに出席し、スピーチをしました。
    「日本に 『Heal the World基金』 を紹介できる場を与えて下さった皆様に、心より感謝申し上げます。」
     「子供たちは私たちの未来そのものであり、 『Heal the World基金』 はまさしくその手助けのためにあります。」
     「本日はたくさんの子供たちにも来てもらえ、大変嬉しく思います。」
     「今回の僕の公演を機に、1人でも多くの人々のチャリティー活動への理解と協力を得られれば幸いです。」
    TOKYO-FM少年合唱団により、湯川れい子さん日本語訳詞の "Heal the World" が歌われた。
    中で配られたB4判パンフレットには、 『Heal the World基金』 の主旨や マイケルの紹介等が掲載。

  • DANGEROUS Tour in JAPAN '92 コンサート・レポートより要約>
    東京ドームではコンサート終了後、場内が明るくなると係の人が出てきて 『Heal the World基金』 について説明、会場入口付近に設置した募金箱への募金協力を呼びかけた。
    また会場では入場時に関連フライヤーが配布された。



  • <NHK-BS 12/14放送>
    ルーマニアの首都ブカレストで、少年少女数百人が 「マイケルにノーベル賞を与えるべきだ」 と主張して街を行進しました。
    マイケルは最近のブカレストのコンサートで観客を集め、売上金は障害児の基金を発足させるために使われたのです。
    「政治家よりも、マイケルの方が子供を救うために多くの事をした。」
    と、あるファンの弁。

  • 12月24日、ニッポン放送『24時間チャリティー・ミュージックソン』の一環で、筑波大付属盲学校の子供14人をコンサートに招待し、楽屋で対面。
番組パーソナリティ・南野陽子さんの引率で楽屋入りした子供たち。
マイケルに歌を披露したり握手をし、その後マイケルが設えた席でコンサート観賞



    ■'93年■
    • ペプシコーラ社では、『アリガト・ボトル』 1本60円を発売。
      瓶ボトルには、マイケルの顔と 「アリガト・ボトル 感謝のココロで¥60」 と印刷された帯が巻いてある。
      テレビCFも流され、「アリガト アリガト アリガト アリガト ‥‥ 」 と、画面一面に感謝の言葉が埋め尽くされるというものです。
      この60円の代金の中から1円が、『Heal the World基金』 に寄付されます。

    • 5月5日、マイケルは グラディス・ナイト,ジェーン・フォンダ,TLCと共に免疫不全の病気の子供たちの為の 『アトランタ・プロジェクト』 に尽力したジミー・カーター元大統領を讃える会に出席し、挨拶をしました。
      マイケルはオーディエンスからパフォーマンスをして欲しいとせがまれましたが、これには応じませんでした。しかしコンサートでは "Heal the World" をみんなで歌いました。
      その時、そばにいた黒人の小っちゃな女の子がマイケルを見上げてマイケルをポンポン叩いたので、マイケルは しゃがんでその子のほっぺたにキスをしてあげました。するとその子は嬉しかったのかピョンピョン跳ねたので、マイケルはその子を抱っこしてあげていました。
      このプロジェクトは、今まで無視されてきた人達の生活レベルを向上させる最初のステップで、これからも続けられていきます。
      マイケルは、こうコメントしました。
       「私たちはより良い場所を作ることが出来ます。
        私たちは子供たちを癒し、世界を癒すことが出来ます。」



    ■'94年■
    • 8月5日(日本時間6日)、ハンガリーのブダペスト空港に到着。 初めて公の場でリサ・マリーとの結婚後ツーショットを披露しました。
      ハンガリーを訪れた目的は、マイケル自ら率いるチャリティー財団 『Heal the World基金』 を代表し ブダペスト病院に入院中の子供たちにオモチャを配る為と、アルバム 『HIStory』 用のビデオ撮影の為です。
      ハンガリーの新聞によると、2人はブダペストで一番の高級ホテルの最上階を借り切り、病院側が肝臓手術の必要な4歳の子供の話を2人にしたところ、手術費用 約1,200万円を寄付したとのこと。


      6日・8日と 2度にわたってブダペスト病院を訪問

    • 10月11日(米時間)、テネシー州メンフィスにある聖ジュード子供研究病院にリサと共に訪れ、ガン患者のジョゼフ・ホッグ君(3歳)たちを見舞った。
      2人は見舞った後、病院の2つの階で子供たちにオモチャをプレゼントし励ましたそう。

    • 1年以上にわたる少年虐待疑惑事件の後も、マイケルは子供たちへの愛情を隠すことなく、'95年度版カレンダーで子供たちに囲まれポーズをとっています。
      このカレンダーのマイケル自身が選んだ写真の中には、赤ちゃんを抱きしめキスしているものや 彼が大好きな子供たちと手をつないで歩いているもの等があります。
      カレンダー製作のダニロ社のスポークスマンは、
       「このカレンダーだけがマイケルのオフィシャル(公認)の物です。
       彼に入る印税などは、世界中の子供たちのため・チャリティーに使われる事になるでしょう。
       これらは、マイケル自身が選んだ写真なのです。
       マドンナやガース・ブルックス等のカレンダーも我が社は手がけていますが、誰もマイケルのようにここまで一生懸命にはなりません。マイケルは本当に真剣に取り組んでいましたよ。」
      と語っています。



      そしてマイケルは友人に次のように語りました。
       「今回、僕は14ヶ月以上も悩まされてきたけれど、こんな事でへこたれないし、子供たちから引き離されたりもしないよ。子供たちの為に闘う事こそ、残りの人生を賭ける価値があるんだ。」
    • マイケルはこれまでに10年間カレンダーを出していますが、今回は詩も載せています。
      世界中の子供たち。 僕らはやってみせよう、歌と踊り。
      そして無邪気な心で、優しいキスで。 僕らはやってみせよう。
      マイケルの別の友人も語っています。マイケルはスキャンダルなんかで横道に逸れたりしないと。
       「今回のこの屈辱をもってしても、マイケルが子供たちを愛し助ける事を止めることは出来ない。」


      ■'95年■
      • 『Heal the World基金』 が計画している、いくつものプランの中の1つが実現しました。
        それは以前、作文によって子供たちがマイケルに意見を出すという企画がありましたが、子供たちがこのほどマイケル側から招待されたのです。
        世界17ヶ国から選ばれた中に、日本も含まれています。
        【※ REPORT-2 “第2回 世界子供会議に参加して '95” 参照】

      • 世界17ヶ国46名の子供たちが、3日間のディスカッションをする。(『Heal the World基金』 の一環として)
        4月17日、マイケルはその為にNYから自宅に戻ってきたのだった。
        紹介された子供たちは、6月にサンフランシスコで開かれる国連主催のサミットに出席する子供たちで、彼らは皆マイケルの自宅に招待されたことに大喜びした。
        自宅であるネバーランド・ランチに報道のカメラが入ったのは初めてのことで、4月18日当日は沢山のTV局のカメラが、マイケル・リサ・子供たちを捉え、その日の夜に各局で放映された。
        マイケルは、帽子にサングラス・黒いズボン・赤いシャツ(衿・袖口が黒)に赤いダブルのジャケット姿で、その横にリサが白のブラウス・黒い丈の長いパンツ姿で寄り添い、2人の横と後ろに子供たちがいて楽しそうに歩いている様子が放映された。



      • マイケルは、昨年('94年)8月にリサと訪れたブダペストにて病院の子供と交わした再会の約束を、先日果たした。
        肝臓移植手術を終えた5歳の男の子を勇気づけに行ったそう。


      ■'96年■
      • 6月、チュニジアとモロッコ・カサブランカで行なわれたインタビューは、7歳~12歳の子供たちが質問をし マイケルが答えていくという形式。
        質問は 『Heal the World基金』 についても及び、マイケルは以下のように語りました。
         「『Heal the World基金』 は 100万人の人を助けたよ。
          ええと、それとニュージャージー(米)にある施設について話しておきましょう。 その施設は初めての 『マイケル・ジャクソン病院』 で、世界中にそのような病院を造りたいと思っているんだ。 これは僕たちの目標であり、任務なんだよ。
          僕は、“孤児院” という言い方をしたくない。 みんなが家族のように暮らせる住宅が もっとたくさん必要なんだよ。 そうでしょ?
          僕はこの活動を愛しているし、僕の心の中は この事でいっぱいなんだ。」


      ■'97年■
      • 7月9日、イギリス・シェフィールドのコンサート前、チャリティー団体に6台のミニバンを寄贈するために赤のジャケット・白のTシャツでマイケルはデビーや側近たちとともに現われ、その様子はイギリスのスカイTVでも放映されました。
        マイケルは、
         「子供たちは僕の心の中で特別な位置を占めています。
          『Heal the World』 としてこれらをプレゼントしたいと思います。」
        と言ってカギを手渡しました。



      • 8月1日、マイケルはツアー滞在中のドイツでの大洪水にショックを受け、洪水の被害者に 『Heal the World基金』 のベネジェクター・シーツ(席)から寄付することを決めました。
        ベネフェクター席とは、ミキシング・ボードタワー(アリーナ中心にあるやぐら)の上の席で、一般の人が入れたことはこれまでありませんでした。 現在そのスペースの殆んどは、『Heal the World基金』 のために使われています。
        洪水の被害者を助けるためにツアーをどうしたら良いかを個人的に検討したマイケルは、5月にツアーした国々の、特に子供たちを助けるため、最善の方法を考え出しました。 その結果、ベルリンでのコンサートでベネフェクター席から集まったお金を、洪水で破壊されたドイツ・ラタドルフの幼稚園に贈られることになりました。 そのお金は、オーデル川の近くに子供用の学校を再建設するのに使われます。


      ■'98年■
      • 『Heal The World基金』 を取り仕切っていたミルズ氏は、昨年('97年)暮れから今春にかけて新しい仕事に就いた為 そちらの方が忙しくなり、 『Heal The World基金』 に携わる時間がとても少なくなり、対応も殆んど出来ない状態が生じてきていた為、ミルズ氏に対して周囲から進退を問うていたそうです。
        しかし最近になってようやく事態が落ち着いたようです。
        結果、ミルズ氏は役を退き、 『Heal The World基金』 は本部もケンブリッジ近郊に移し、新しく2人の役員(デイビッド・ウールコンブ氏・ライサ・ホエーンさん)を選出、運営を任されることになったようです。 この2人は、
         「多くの若者たちは、マイケルの事を “偉大なる神のようだ” と思っています。 この組織が、多くの恵まれない若者たちの生活・人生を改善し向上していけるだろうと信じています」
        と語っています。
        そして、大人たちにお金を渡し任せていた今までのやり方とは少し変わり、若者たち自身が自分の力で改善していけるように直接サポートするという、より一層若者たちの為のものとなりました。
        特に、ラテンアメリカやアジア・アフリカの 「World Healing (世界を癒す)」 活動をしている若者たちから寄せられていた提案を、現在 『Heal The World基金』 では1つ1つ再検討しているそう。
        新生 『Heal The World基金』 では、資金集めの為のガイダンスも用意し、ファンの皆さんの参加を待っているそうです。 新たな 『Heal The World基金』 は、どなたでもコンタクトを取ることの出来る連絡先も公開しました。

      • 12月12日、マイケルはバハマの楽園カジノリゾートのオープニング・パーティに出席し、"Heal the World" を少し歌いました。



      ■'99年■
      • 5月1日、マイケルはインドの映画産業から 世界平和・ 『Heal The World基金』 の活動を認められ、 "Bollywood Award" でヒューマニタリアン賞を S.P.ヒンデュヤ氏から受け取りました。
        マイケルはアースカラーのスーツを着て、ファンに手を振ったり投げキッスをしました。
        それはショウの終盤でした。 場内を流れる音楽が突然止まり ライトが消えた。 一瞬の静寂    。 ステージのディスプレイに花火,そして振動音。
        そんな中を、マイケルはゆっくり歩いて登場しました。 マイケルは照れて顔を手で覆い、観客はスタンディング・オベーションで迎えました。 マイケルは手を振って、
         「Thank you, I love you all.」
        と応えました。
         「僕は、非暴力の哲学を持っていたマハトマ・ガンジー氏を尊敬しています。
          彼には、とても深く感動させられました。」
        マイケルは、インドの民族衣装を着ていました。
        その授賞式は この日、NYのナッソー・ヴェテランス記念館で行なわれました。
        この授賞式のハイライトは、5月8日に米WMBCで放映。



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    = 『Heal the Kids』 関連 =


    ■'00年■
    • 11月21日、マイケルは友人のラビ・シュミュレイ・ボティーチ師(ユダヤ学者)と共にNYのハワード・J.ルベンスタイン氏の邸宅にて記者会見を開きました。
      これに入り込めたリポーターは、特別に選ばれた約30人。
      マイケルのいでたちは、ベルベットのシャツ・ブラックジーンズ・サングラス。
      最初に、ボティーチ師と共同設立することになった 『Time For Kids' Initiative』 について説明がありました。
      これは親と子の絆    子供と過ごす時間がいかに大切かを説く目的で創られます。
      国連・子供救済団体・Points Of Light財団と協力体制を取ってゆく事や、その為にマイケルとボティーチ師は いくつかの機会を設ける予定だとの事です。
      これに関連し、12月にLAでCNNのラリー・キングや デニス・プラガーらと共にパネル・ディスカッションを行なうことや、2月には英オックスフォード大学での講義,そして自宅ネバーランドで資金提供者のためのパーティが企画されているようです。 これには友人のエリザベス・テーラーや ネルソン・マンデラ大統領も出席するとのこと。
      マイケルとボティーチ師は、親子が一緒に読むための “今月の本” をマイケルが推奨する 『ブック・クラブ』 というシステムも始める予定。
      マイケルは最近、プリンス君とパリスちゃんをユダヤ教の礼拝堂に連れて行っていることについても語りました。
       「僕は、全ての宗教を学ぶという事(の意味)を信じている。
        だから子供たちにもそうして欲しいんだ。」

    • 12月6日、Beliefnet出版社は 『My Childhood, My Sabbath, My Freedom』 (僕の少年時代・安息日・自由) と題されたマイケルの随筆を発表しました。
      [※ MJ Writes : 『My Childhood, My Sabbath, My Freedom』 参照 ]


    ■'01年■
    • マイケルからの招待状 [1月24日] ― 『Heal the Kids』 スペシャル・バレンタイン・イベント
      世界中のファンに感謝します。
      僕は皆に、『Heal the World基金』 の新しい活動 『Heal the Kids』 の最初の公式イベントを知らせたい。
      既に君たちの多くが 『Heal the Kids』 を知っていると思う。 僕たちは 多くの子供たちが今日疫病に苦しんでいるのを何とかしなければならない。
      2月14日のイベントに君たちが参加してくれたら光栄です。
      僕は、親の愛情について トップ・エキスパート数名に投げかけています。
      チケット - Orchestra Seating : US$40 / Box Seating : US$30 / General Seating : US$20


    • NYのカーネギー・ホールにて2月14日 午後6時半より、マイケルは 『愛・仕事・親としてのあり方』 と題したパネル・ディスカッションを開催します。
      マイケルの友人であるラビ・シュミュレイ・ボティーチ師の他、多数の著名人や専門家もゲスト出演する予定。
      これは 『Heal the World基金』 の活動の一環として行なわれるものです。

    • 2月14日、マイケルはNYカーネギー・ホールで、親子関係を良くするための 『Heal the Kids』 チャリティー講演をしました。
      ファン達の “I love you”コールにより、しばしば話を中断しなければなりませんでした。
       「私たちの子供が住む この世界を、大人と親たちが今、変えていきましょう」
      と訴えかけました。 また、
       「現在、子供たちは暗闇にいる状態なのです」
      とも語りました。
      途中、こんなサービス話も飛び出しました。
       「子供たちの世話に忙しくて、とてもじゃないけど新しい女性を見つける余裕なんか無いよ。
        友人のラビ・シュミュレイが “女性の世話をしてやる” って言ってくれるけど、マスコミ関係だけはゴメンだからね!」
      講演後、ステージにファンが殺到する一幕もありました。

    • イギリスのオックスフォード大学にて3月6日 午後8時半より、マイケルは児童福祉に関する講演会を行ないます。
      同大卒のボティーチ師の他に、シモン・ペレス/イスラエル前首相,ノーベル平和賞受賞者であるエリー・ヴィーゼルや エリザベス・テイラーらも出席する予定。
      この席でマイケルは、『Heal the World基金』 の活動の一環である 『Heal the Kids基金』 の設立を正式発表します。
      これは、子供たちが親の愛情と保護の下でのびのびと育つ運動を推進するというものです。
      この大学では過去にも、俳優のチャールトン・ヘストンや ウォーレン・ビューティ,ニクソン元米大統領,元サッカー選手のディエゴ・マラドーナ等、各界の著名人が講演を行なったことがあります。

    • イギリスで3月7日に開催される 『MJ DAY 10』 について、マイケルはファンに呼びかけました。
      全てのファンに。
      僕は、『Heal the World基金』 の一環である 『Heal the Kids』 に絡んだイギリス行きを楽しみにしています。
      『Heal the Kids』 と 『子供ガン基金』 を支援する 『第10回 MJ DAY』 で、君たちファンの多くと一緒にいられたら素晴らしいなと思う。
      イベントはワンダフルなものになるよ。 演出や出演者たちもすごいし、本当に僕の心を幸せにしてくれる。
      いつも応援してくれてどうもありがとう。
      僕たちは、共に世界を良くすることが出来るんだという事を忘れないで。
      3月7日、ロンドンで会いましょう。
       Love,   Michael Jackson

    • 2月27日の英BBCニュースによると、マイケルのオックスフォード大学での講演の申込数が2万人を超えたそう。
      オックスフォード大学は178年の歴史があり、過去にも多数の著名人が講演を行なっていますが、今回マイケルはその中で最も人気のある講演者ということになります。

    • 2月27日、マイケルはネバーランドで右足を骨折。
      自宅の階段から落ちたとの話も出ていますが、正式な発表ではありません。
      しかし、来週の英オックスフォード大学での講演には出席するとのこと。 マイケルは自宅で静養中。
       「僕は怪我はしたけれど、オックスフォードでの講演は予定どおり行ないます。
        『Heal the Kids』 のメッセージは、僕の怪我よりもとても重要な事だから。」

    • 3月4日、骨折した右足にギプスをはめ、マイケルは児童福祉に関する講演を行なうため、イギリスに到着。 マイケルは苦痛を堪えながらヒースロー空港の階段を降り、リムジンでその場を去りました。
      黒のマスクをしたマイケルは、
       「痛いよ。 2本の骨を折ったんだ。」

      • マイケルは明日(3月6日)、オックスフォード大学で児童福祉について講演します。
        マイケルは講演を機に、ユダヤ教聖職者(シュミュレイ師)と共同で昨年立ち上げた児童福祉団体による運動 『Heal the Kids』 をスタートさせます。
        『Heal the Kids』 は、児童が親の愛情と保護を充分に受けるよう促進することを目指しています。
        講演には、報道関係者や学生 約500人がチケットを購入。
        会場前には講演会誌の数時間前から列ができると予想され、警官90人と警備員50人が配置されます。

      • 3月6日、マイケルはオックスフォードのランドルフ・ホテルに18時半に到着。
        21時15分、雨の中 オックスフォード大学に到着。
        黒と白のスーツを着て、マスクはしていませんでした。 骨折した足はかなり痛そうでした。



        大学では、マイケルは40分間にわたって語り、ためらいながら子供の頃のことも語りました。
         「私の父はタフな人で、兄弟たちや僕が小さい頃から熱心に指導してペストパフォーマーにした。
          彼は、決して “愛している” と言わなかった。 彼は、決して僕を褒めなかった。 もし僕が素晴らしいショウを見せたなら “良かった” と言う。 まぁまぁのショウだったなら、何も言わない…。
          彼自身、父親の人間的感情に飢えていたけど、彼は自分でそれが理解出来なかったし、どのようにしたら良いか判らなかったんだ。」
        マイケルは涙を流し、いったん話を中断しました。
         「すみません、誰かティッシュを取って下さい。 ごめんなさい…」
        マイケルは、涙まじりに語り続けました。
         「僕は、子供時代にかけていたものを取り戻す。
          5歳の頃からパフォーマンスを始めたけど、僕が欲しかったのは、何よりも普通の子供でいたかったという事。 そう、僕は普通の子供でいたかった…。 友達と水風船を投げ合ったり かくれんぼをしたり…。 だけど運命は…」



        マイケルが提唱した子供たちの権利 :
        1. The right to be loved without having to earn it
          (愛される権利)
        2. The right to be protected without having to deserve it
          (保護される権利)
        3. The right to feel valuable, even if you came into the world with nothing
          (存在価値を認めてもらえる権利)
        4. The right to be listened to without having to be interesting
          (話を聞いてもらえる権利)
        5. The right to be read a bedtime story, without having to compete with the evening news
          (ベッドで本を読んでもらえる権利)
        6. The right to an education without having to dodge bullets at school
          (学校で安全に教育を受けられる権利)
        7. The right to be thought of as adorable (even if you have a face only a mother could love)
          (愛らしいと認識される権利)

      • マイケルは、最後にこう述べました。
         「世界を癒しましょう。 苦しみに明かりを。
          GOD bless you. ―  I love you all.」
        マイケルは大喝采を浴び、学長のニック・メイソン氏からも称賛されました。

        ディナー・ゲストであるマイケルは、食堂への46段の螺旋型の階段を自力で登ることが出来ませんでした。 ディナーでは、鮭とニジマス,子羊といくらかのチキンを食べ、ワインは飲みませんでした。


      • 3月24日、マイケルは米ニューアークのスプリンフェルド・アベニューにある "Loews Metroplex" で、『Heal the Kids』 の一環である 『ブック・クラブ』 として、子供たちと彼らの両親に本を手渡しました。



      • マイケルは、ネバーランドで2日間の子供会議 『Children's Conference At Neverland』 を計画しています。
        イベントは4月18日・19日の予定で、精神病学クリニカル・プロフェッサーである Dr.スタンレー・グリーンスパンも参加します。


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