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2013-09-22

MJ in Amusement Machine Show 1993

來源:mjfcmoonwalk.com  
"AS-1" 体験レポート 】 ― マイSEGA 新作ゲーム ―
コー&
( VOL.57 / Oct 1993 )


 '93年8月28日、幕張メッセで開催された 『'93 アミューズメント・マシンショー』 に行って参りました!
 これは年に1度 各ゲーム会社が集って新作を披露する一大イベントで、この日の幕張は日本一の大ゲームセンターへと早変わり!
 "ぴあ" でこのイベントのことを知った私たちは、8月26日~28日の3日間のうち 一般公開Dayの28日、会場へ向かったのでした。

 私たちにとって今回の目玉は、SEGA出展のバーチャルライド・マシン 『AS-1』 の最新ソフト、『スクランブル・トレーニング』。
 これは、宇宙飛行士のライセンスを獲得するため飛行訓練を受けるという設定で、なんとマイケル本人が教官として登場してしまう、ファンにとっては涙モンのゲームなのです。


※写真は、SEGA系ゲームセンターにて実際に設置運用されていた時のもの

 広~い会場にはありとあらゆるゲームがわんさか並んでいて、AS-1はもちろん、どのゲームもやり放題!(但しAS-1は人気のあまり整理券が発行されていました)
 ちびっ子からおニイちゃん、カップル、一部マイコーファンで大賑わいの1日でした。



 さて、『AS-1 スクランブル・トレーニング』 の前で順番待ちをしていると、AS-1前のTVモニターにマイケルが登場!
 "JAM"の衣装に "Remember the Time"の頭といういでたちで、思わず 「えぇっっ?!」 と息を飲んじゃうほどカワイイっ;
 ゲーム本番以外でもご本人が登場してくれちゃうなんて、信じられない大サービス!
 とにかくとってもお美しいマイケルが、AS-1についてあれこれ説明してくれます。
 ちなみにこのAS-1というゲームは、8人乗りのバーチャル・リアリティ(擬似体験)マシンで、ひとことで言うと TDLにある 『スターツアーズ』 の小型版といった感じ。コンピュータ・グラフィック(CG)と実写を組み合わせたハイパーリアルな映像に合わせて座席が激しく動き、まるで本当に自分が映像の世界を体験しているような気分になれるものです。
 『スターツアーズ』 と違うところは、これが "ゲーム" だということ! 8人の操作によって、場面や状況が次々に変化していくのです。こりゃあマイケルならずとも夢中になっちゃいそうですよね。

 「さあ、僕と一緒にAS-1の創造する世界を体験しましょう」 のマイケルの声を後に、いよいよAS-1ゲーム機の中へ!



 私たちを含めた8人が乗り込んでシートベルトを締めると、前方の巨大スクリーンにマイケル登場!
 白い詰め衿ののパイロット服に身を包んで、頭は相変わらずリメンバーで、とにかく かぁっこイイ! 
 私たちは 「キャー」の一声も出せず、無言で手足をバタバタさせて大コーフン; ひぇ~~ これってこれって本当にオイシイっ!


 スクリーン上のマイケル教官が、おもむろに話し始める。
 「私はコマンダージャクソンです。今日は皆さんに、宇宙飛行士の訓練を受けてもらいます。」
 おすましして淡々と語る "マイコー・コマンダー・ジャクソン"。 一体どこでいつの間に撮影したんでしょう。

実際は、機内スクリーン映像は対比が多少ヘン&ぼやけている; …けどオイシイ。
(※これ以外の画像は極力補正しています)


 「じゃあ行ってらっしゃい」って感じでコマンダー・ジャクソンに見送られ、いよいよゲームはSTART!



 大まかなゲームの流れはと言うと、パイロット訓練生が指揮官の "キャプテン・コー"(普通のおっちゃん) と共に戦闘機に乗り込んで 3つのテストを受け、合格するとマイケル教官より 『スペース・パイロット・ライセンス』 が与えられる、というもの。ゲームは約7分間。
 "マイケルに恥ずかしいところは見せらんないわっ;" てなわけで、勢い込んでゲームに臨みます。

 まずは、宇宙空間へのフライトから。
 早速1つ目のテストは、エンジン点火がうまく成功するかどうか。画面上のカウントダウンの数字がオール0になった瞬間、手元のスイッチを押すといったもの。
 「なぁんだ、こんなのカンタンよ」 と思ってたらば、8人中 点火できた人は殆んどいない!


0.01秒単位で表示される

 「まずいっ 出力が足りないっ! うわぁ~~~;」 というキャプテン・コーの悲鳴(?)と共に、戦闘機は見事に失速; ぐんぐん墜落して、あわや地面に激突?! の瞬間、何とか機体が持ち直して宇宙空間へ。
 いきなりペナルティで、キャプテン・コーに 「お願いしますよぉ~;」 と怒られてしまった;
 お次は、宇宙空間で射撃の訓練。
 画面上にスコープが現われ、それが標的を捉えると赤く光り、その時を狙ってボタンを押すというもの。
 この時も、もちろん敵を追いかけながら画面は動く・座席も動く! ヘタしたら酔っちゃうぐらいの激しい動きなのです;

 その訓練が終わる頃、いきなり大爆発に巻き込まれて機体が損傷。キャプテン・コーの代わりに誰かが着陸のための操縦桿を握らなくてはならなくなります。
 この時、さっきの射撃訓練の得点が表示され、最も得点が高かった人が選ばれるのです。その人が、その他7人の期待と応援の声を一身に集めながら着陸にチャレンジ! 左右ボタンを押しながら、機体と滑走路を出来るだけ平行に保つよう頑張ります。
    が、これがまたすっごく難しくって、なかなか平行になんてならない。


操作感は死ぬほどシビア

 「ダメだっ 機体が傾いているっ! うわ~~~;」 のキャプテン・コーの絶叫(?)と共に、滑走路に激突!
ぐるぐる回転しながら倉庫に突っ込んで THE END。

 皆ボーゼンとしていると、画面が切り替わって 再びコマンダー・ジャクソンが登場。
 「無事で安心したよ。でも今回は君たちにライセンスをあげることは出来ません。また次回頑張って下さい」
てなことを淡々と語り、ニコリともせず去ってゆく― …。



 実はこのラストは 2パターンあって、成績抜群でライセンスがもらえる場合には、満面の笑みのコマンダー・ジャクソンが親指を立てた "Goodサイン" で 「おめでとう!」 とか何とか言ってくれちゃうのです。
 私たちは、その感動のラストシーン観たさに何度も整理券をもらいに走り、時間ギリギリで4回チャレンジしたものの、ラストはいつも 「ライセンスはあげられません」 の冷たいマイコーなのでした;(私たち3人があまりにドヘタクソで周りの5人の足を引っぱってたせいかもしれません…;)

 結局コマンダー・ジャクソンの "幻の笑み" は観れずじまいだったけど、今度はゲームセンターでチャレンジするぞっ!と決意して、会場を後にしたのでした ― 。


幻の "コマンダー・ジャクソン" の笑みっ!!



 『AS-1』 の前には 計2台のモニターがあり、そのうち1台が流していたのが、マイケルバージョンのもう1つのソフト 『メガロポリス2154』。
 これは近未来の東京が舞台で、マイケル&私たちはメガロポリスの隊員。ここに捕らえられていた悪の親玉 "ボンバレス"が子分と共に脱走してしまったため、再びボンバレスを捕まえて来なくてはならないというもの。
 『スクランブル・トレーニング』 のマイケルはちょっぴりおすましだったのに、こっちのマイケルは警官の帽子なんか被っちゃって、張りきって演技してくれちゃって、メチャクチャかわいいっ
 こちらも "近日公開" とのことだったので、一般公開の日が楽しみです。
 (※結局お蔵入りとなりました)



 ― というわけで、SEGA&マイケルの新作ゲームを楽しんで来ちゃったわけですが、実はこのゲーム、マイケル本人はまだやったことが無いそうなんです。(※前年'92年12月の来日時、SEGA本社を2度訪問した際に遊んだ『AS-1』は、別のソフト)
 今回の 『アミューズメント・マシンショー』 の企業向け招待日に、マイケルから 「ぜひ行きたい」 という話があったものの、ちょうどシンガポールでのツアー中でスケジュールが合わず、断念したそうです。
 そりゃあ、あれだけ自分の映像にこだわって 完璧主義で ゲーム大好きのマイケルのこと、一刻も早く 『スクランブル・トレーニング』 をやってみたいに違いありません。
 今回の来日(※'93年9月 福岡公演)でもチャンスが無くて博多からロシアへ飛んじゃったマイケル。 でも、近いうちに 『スクランブル・トレーニング』 がやりたくって また日本に来てくれないかなー… ってちょっぴりだけ期待したくなっちゃいます。
 マイケルっ、コマンダー・ジャクソンが君を呼んでるぞっ!


解説を終えTVモニターがホワイトアウトする瞬間、微笑むコマンダー・ジャクソン

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【 付 記 】
付記文責 : らか

 TVモニター解説の詳細



 [ マイケルによる解説 ](字幕)

皆さんこんにちは。マイケル・ジャクソンです。
僕の後ろにあるのは、SEGAの最新型シミュレーター "AS-1" です。
これに初めて乗ったとき…、僕は驚きそして感動しました。
AS-1は決まった形を持たない。スペースシップやエアカー、動物になることだってできる。しかも、それぞれが驚くべき世界を再現してくれるんだ。
さあ、僕と一緒に、AS-1の創造する世界を体験しましょう。

 [ ベース設定の解説 ]

21世紀に入り、国際間軍事行動のステージは大気圏外へと移行していた。
西暦2015年。
大気圏外活動における有能なクルーの発掘、育成のため、宇宙パイロット訓練校が設立された。
そこで行なわれる訓練をスクランブルトレーニングと言う。

 [ プレイ設定の解説 ]

スクランブルトレーニングは、訓練用宇宙連絡船 A-シャトルに乗り込み 実際に飛行しながら行なう。
訓練は、次の3つのステージで行なわれる。
 
STAGE 1  エンジン点火訓練
   宇宙パイロットは一瞬の判断ミスも許されない。
   ここではパイロットとしての資質をみるため コンマ01秒単位での判断力・運動能力をテストする。
 
STAGE 2  戦闘訓練
   無重力状態においてマイナスG加速を受けながらの空中戦技術訓練を行なう。
 
STAGE 3  大気圏突入訓練
   訓練において最も優秀と認められたクルーは、パイロットとして大気圏突入時の操縦を行なう。
   これは最も難易度の高い訓練である。
 
これら3つの難関をくぐり抜けた者のみが宇宙パイロットとしての名誉と資格を得るのである。
諸君らの健闘を祈る!


コマンダー・ジャクソン教官が乗船しているこのA-シャトルの最前部に、訓練生たちのAS-1が合体する



 AS-1参考資料




o 開発 … SEGAメカトロ研究開発部・第5AM研究開発部

o 寸法 … 2,300mm × 3,890mm × 2,600mm

o 制御 … 油圧4軸制御方式

o 映像 … LD及びビデオプロジェクター

o プレイ人数 … 8名

 [ 宣伝コピー ]




様々な異次元空間ツアーを体験できるVR感覚体験型ムービーライドマシン。
機内の映像と連動した変幻自在の動きは臨場感たっぷり。

 [ ソフト ]

1. 『AS-1』 … '91年 日本
    エス・アイ・エス・ディーとSEGAの共同制作。実地テストは後楽園遊園地にて

2. 『マゴー!』(Muggo!) … '92年 米/日
    ダグラス・トランブル制作。上映時間4分

3. 『スクランブル・トレーニング』 … '93年 米/日
    マイケル・ジャクソン主演。上映時間7分。撮影は '93年1月 LAにて

4. 『メガロポリス2154』 … '93年 米/日
    マイケル・ジャクソン主演。撮影は上記ゲームと同時期、'93年1月 LAにて。お蔵入り

5. 『スクランブル・トレーニング』 … '93年 米/日
    マイケル・ジャクソン不在ver。プレイの一部は容易化

6. 『メガロポリス』 … '93年 米/日
    マイケル・ジャクソン不在ver。'94年に他のゲームイベントで公開されるもお蔵入り(多分)

 [ 搭乗の際の注意 ]





危険防止のため、下記に該当される方の搭乗は禁止いたします。
A) 身長130cm以下の方
  B) 心臓の弱い方
  C) 泥酔状態の方
  D) 妊娠している方
  E) 高血圧、低血圧の方
  F) ご気分のすぐれない方
  G) 乗り物酔いなさる方
  H) 首、脊椎に障害のある方
※機内の前後列ともサイドに非常停止ボタン有

[ プレイ料金 ]

500円/1名
 (千葉・オーツーパークでのプレイチケット。名刺大でプラスチック製) →

 スクランブル・トレーニング参考資料


o バーチャルライドマシン “AS-1”用ソフト 「マイケル・ジャクソン IN スクランブル・トレーニング」

o 仕 様 … AS-1用 CGインタラクティブソフト

o 発売日 … '93年8月下旬予定

 [ ゲーム概要 ]


バーチャルライドマシン “AS-1” のVR感覚を存分に楽しむことができる新作ソフトがこの 「マイケル・ジャクソン IN スクランブル・トレーニング」 です。
このソフトは、最新CG(コンピュータグラフィックス)技術によって創られた美しい映像と、世界のスーパースター・マイケル・ジャクソンの実際の映像を組み合わせることによる、だれにでも楽しめるエンターテイメントソフトとして完成しました。
又、“AS-1” ならではの “搭乗者側からのアクションによって体験する状況が変わる” インタラクティブシステムにより、今までのシミュレーターでは味わえない 『興奮』 と 『実体験』 を生み出すことに成功致しました。
内容は、マイケル教官のもと “AS-1” の搭乗者(お客様)が、スペースパイロットの訓練生となり、宇宙船Aシャトルで大気圏外への打ち上げ訓練を行うが…? といったストーリーになっています。
(所要時間約7分)              株式会社セガ・エンタープライゼス発行の業界用資料より



 設置期間

各地のSEGA系ゲームセンターの一部にて '93年秋から約1年間ほど。
その後は、同じ 『スクランブル・トレーニング』 でもマイケル不在バージョンに入れ替える等なされた。
導入予定だったものの、マシンが思いのほか巨大だったため断念したゲームセンターもあった。
米・ラスベガスでも設置されていたそうで、マイケルはラスベガスでプレイ出来た可能性はある。
…もしかしたら結局自宅に導入した可能性も否定できないところ;

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