■'97年10月5日発行分■
- 8月22日 ソニーミュージックは、マイケルが来年('98年)にニューアルバムを出す予定であると発表しました。
このニューアルバムには、マイケルとベビーフェイスがプロデュースした "Do You Love Me" という新曲が入る予定。 アルバムのレコーディングは、HIStoryツアーの後に始まります。
■'97年12月5日発行分■
- 12月からマイケルはニューアルバムのレコーディングに、ベビーフェイスや他のアーティストとともに取り組む予定。
■'98年2月5日発行分■
- 次回リリース予定のアルバムの中に、息子誕生に触発されて書いた "Angel" と呼ばれている曲が含まれているらしい。(未確認)
■'98年4月5日発行分■
-
R.ケリーは目下、マイケルのアルバムのために2曲を作曲中。
- 3月8日 ニューアルバムのためにレコーディング・スタジオに現れたマイケルは、息子プリンス君と一緒だった。
- 3月13日 ニューアルバムのレコーディングで滞在していた場所を ファンやレポーターに見つけられたマイケルは、この日の早朝にレコーディング場所を変えるために人目を避けて出発した。
同日マイケルはドイツ・ミュンヘンのある場所に到着したが、ここでもホテルのフロントには大勢のファンとレポーターが待っていた。
- 3月15日 滞在中のミュンヘンのホテルの窓にマイケルは何回も姿を現わした後、プリンス君を披露。
ドイツへは仕事のため訪れたマイケルだが、すぐヨーロッパのどこか別の都市でニューアルバムのレコーディングを再開する予定。
■'98年8月5日発行分■
- マイケルのニューアルバムやシングルについての噂がありますが、確かな事はマイケルがアルバム制作活動をしているという事だけです。
アルバム,シングルともにリリース日は未定です。
- 7月5日 ソニーミュージックUSAは、マイケルが現在ジャクソン5再結成アルバムとソロアルバムの、2つのニューアルバムを制作中であると発表しました。
J5アルバムは、ソニーではなくA&Mレコードからリリースされ、プロデューサーはポリグラム・エンターテイメント支部A&Mのジョン・マクレイン氏。 これが先にリリースされますが、日程は未定。 ソロアルバムは、ソニーからリリースされます。
■'98年10月5日発行分■
- ソングライターでプロデューサーのデイヴ・"ジャム"・ホール氏が、最近のインタビューで自分の仕事状況を語りました。
「私はソングライター兼プロデューサーとして、J5のプロジェクトやマイケルのソロアルバムに関連した仕事をする予定です。」
■'98年12月5日発行分■
- "元プリンス" とマイケルが仕事をするとか。
彼のファンサイトでは、エピックレコードに確認済みだそうです。
■'99年2月5日発行分■
- 12月24日 Xmasプレゼントとして "An Angel Came To Me" という歌の歌詞のみが、ネットに公開されました。
ニューアルバムに実際入るかどうかは不明です。 【※ 歌詞は MJ Write : 『An Angel Came To Me』 参照 】
-
1月2日 ドイツのポップマガジン "BRAVO"誌は、マイケルはLAやNYでソロアルバムを制作しており、'99年内にリリースするとリポートしました。
その後、2000年までにワールドツアーを開始するとも報じました。
- 1月19日 マイケルのニューアルバムについて、MJIFCがボブ・ジョーンズ氏から聞いたところによると、現在マイケルは国外に出ていますが、戻り次第アルバム制作活動を再開するそう。 リリース日は未定。
インターネットに掲載されている "An Angel Came To Me" の歌詞についても、特に発表はしていないとのこと。
- ドイツのTV番組 『BLITZ』 によると、ボクシング世界王者のプリンス・ナジム・ハメド氏とのデュエットを考えているとのこと。
■'99年4月5日発行分■
- マイケルはニューアルバムで、一千年をテーマとした聖歌のため デヴィッド・フォスターと キャロル・ベイヤー・セイガーとともに活動しています。
キャロルは2月16日付の "USA Today"紙で語りました。 「私たち3人は "希望ある西暦2000年に向かう歌" で協力するのです。」 「もし私たち3人がこの曲を提案しなくても、それは本当に良い曲になったでしょう。」 と彼女は付け加えました。 現在までに彼らは2回のセッションを行なっていて、そしてキャロルはこの歌が来月までに現実のものとなる事を望んでいます。 マイケルは、クエスト・フォー・キャメロットで セリーヌ・ディオンとアンドレア・ボチェッリによる参加デュエットでキャロルとフォスターがゴールデン・グローブ賞を受賞した後、キャロルに電話しました。 キャロルは数年間マイケルと話していなかったので、マイケルがキャロルのアルバムでバート・バカラックとデュエットするまでは、それがマイケルであるとは信じていませんでした。 「マイケルは平穏な生活を求めていたわ。 彼はそれを見つけたのね。 マイケルは より満足して、彼自身 気がラクになったように見えるわ。」 と、キャロルは語ります。
「彼の2歳の息子は可愛らしいし、マイケルは息子のそばから離れようとしないのよ。 マイケルって とても賢い人で、休みを取っては子供と一緒に過ごしているの。 彼がカムバックする時、私たちはそれを拒むことは出来ないでしょう。 アメリカ国内のラジオで彼の曲は放送されない。 彼は King Of Pop から少し離れているけど、King Of Pop として戻ってくるわ。 彼がその名を失うことは無いのだから。」 キャロルは付け加えた。 「"全て成し遂げた" と思った時に、マイケルは突然現われるの。 より良い仕事をしようとする事は、その人の活力となるでしょう。」
- 2月17日のドゥルー・ヒル(人気男性R&Bグループ)の声明文によると、Sisqoはマイケルとともに活動しているそう。
Sisqo(マーク・アンドリュー)は、ドゥルー・ヒルの4人のシンガーのうちの1人です。 声明文には、どんな歌であるか・誰のアルバムにその曲が入るのか等の詳細はありませんでした。
- 3月7日 噂によると、マイケルは再度クインシー・ジョーンズと組むそう。
12月のリリースに向けて、ファーストシングルは10月か1月にリリースされるだろうとのこと。 マイケルは、既にプライベートでのアフリカ訪問時に、ニュービデオを撮影済みとも伝えられています。
-
R&Bプロデューサーのロドニー・ジャーキンス(21歳)は、最近ソニー・ミュージックと契約し、現在はマイケルのニューアルバムの制作活動をしています。
- 3月12日 米MTVニュースのインタビューによると、ロドニー・ジャーキンスは、マイケルのニューアルバムについて
「まったく次世代レベルのものだ。 信じられないよ。」 と語りました。 「マイケルは、座って言ったんだ。 "君が今までしてきた事を全て出してほしい。 そしてさらに、君がまだやっていない事もね。 やろうよ、それを今やろうよ"。 そして、 "さぁ、行こ行こ" って。 それから俺はスタジオに入ったんだ。 6日間で、俺は14曲を作ったよ。 そしてマイケルがやって来た。 彼は、 "ワォッ" って感じで、まさにマイケル・ジャクソンだったね。 俺は、マイケルとの仕事を夢見てた。 そしてそれが実現したんだよ。」
■'99年6月5日発行分■
- 4月10日、マイケルはロンドンのリバティーラジオに出演。
マイケルは、ラジオのDJのショーン・ボルガーに語りました。 「僕はちょうどアルバムを創っている最中なんだ。」 「この先、たくさんのフィルムや映画を創りたい。 今は兄弟たちとアルバムを創っているけど。 アルバム創りで再結成してるんだ。 彼らに3曲,3Tに3曲を書いているんだよ。」
- 4月17日 ニューアルバムのファーストシングルは "I Have This Dream" で、リリース予定は10月か11月。
作曲は マイケル,デヴィッド・フォスター,キャロル・ベイヤー・セイガー。
歌詞公募まで行なった "I Have This Dream" は、結局ニューアルバムに起用されなかった
- 4月26日 マイケルは、年末のニューアルバムのシングルとして、ローリン・ヒルとのデュエットを計画しています。 マイケルの友人デヴィッド・フォスターが共作・プロデュースをします。
またタイトル "This Is Our Time" では、マライア・キャリー,セリーヌ・ディオンとの計画もあります。 ワンフォースリー・レコードのブライアン・アブネット氏は、フォスター氏とマライア・キャリーがともに活動していると語ります。 「どの曲で彼らがともに活動するのか、まだ判らない」。 関係者は、 「これは極秘裏に行なわれています」 と語っています。
■'99年8月5日発行分■
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6月16日 ソニーミュージックによると、マイケルのニューアルバムは11月9日(アメリカ)に発売されるとのこと。
ヨーロッパではその1~2日前にリリース。 リリース日は、NYでソニーレコードのトミー・モトーラ社長とマイケルのミーティングで決定しました。 アルバムは、CD,カセット,MDで発売されます。
- ドイツ・ミュンヘンで、ファンがマイケルから聞いたところによると、来年(2000年)にアメリカでツアーを行なう意向だそう。(真偽は定かではありません)
ニューアルバムの発売は、アメリカで11月9日,ヨーロッパで11月8日の予定。
- 7月3日~4日、マイケルはニューアルバムのため、パリ郊外のスタジオ内でほとんどの時間を費やしました。
7月3日にはニューアルバムのジャケット用写真の撮影をしました。
- パリで、息子や娘・そして7月9日に到着したデビー夫人と一緒に過ごしているマイケルは、
「プライベート休暇を尊重してほしい」 と、ファンに呼びかけています。 マイケルはパリ滞在を延長する意向で、そのため予定されていたアメリカでのニューアルバムの仕事は延期されました。
- 7月13日 マイケルはフランスを発ち、ニューアルバムを完成させるためLAへ戻りました。
■'99年10月5日発行分■
- 7月26日 ロンドンの宿泊ホテルのバルコニーに現れ、外で待っているファン達に手を振り、メッセージを伝えました。
「僕のミレニアム・アルバムは、もうすぐ出来上がるよ。 とてもエキサイティングな物になるんだ! 僕は今あまり体調が良くないけど、すぐに良くなるよ。 君たちを心から愛しています」。
- マイケルは、ミレニアム・アルバムについての記者会見を、8月29日に開くことを計画。
- 8月4日 ソニーミュージックによると、マイケルのニューアルバムのリリースは多少変更があるとのこと。
アルバムの最終録音は、予定していた8月よりも後にずれ込みます。 そのため、11月9日のリリース日は延期になりました。
- 8月5日 イギリスのドット・ミュージックが発表したところによると、ウィル・スミスとマイケルは年末のアルバムに向けてチームを組んでいるそう。 ホイットニーを手掛けるロドニー・ジャーキンスがプロデュース。
ウィル・スミスは既にラップを録音済み。 現在はマイケルのボーカル待ち。
- 8月11日 ソニーミュージックは、マイケルのニューアルバムのリリース日を発表。
以前は '99年11月としていましたが、現状況では 2000年の初めまでにはリリースするとのこと。
- 9月中旬、マイケルはデビー夫人と子供たちと一緒にパリで3日間過ごしました。
その間にマイケルは数人のファンと、ニューアルバムについて話しました。 アルバムは4ヶ月以内で出来上がる予定だと話しました。
- 9月14日 マイケルはレコーディング・スタジオに戻るため、朝ホテルを出て11時にはコンコルドでNYに向かいました。
■'99年12月5日発行分■
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9月末現在、マイケルはアルバム創りのため NYで活動中。
ミュンヘンでのチャリティーコンサート 『MJ & Friends』 にも出演したインドの人気アーティストA.R.ラフマーンとレコーディングを行ないました。 【※編集注 - "Ekam Satyam" (The One Truth) というその曲は英語とサンスクリット語のパートがあり、のちにラフマーン氏は '01年末に自分の名義でリリース予定だと語った 】
- 10月1日 ニューアルバムに協力しているロドニー・ジャーキンスのコメント。
「皆、気に入ると思うよ。 マイケルは、全く新しいサウンドを生み出している。」 リリース予定は、2000年初期を予定。
- 10月中旬現在、マイケルはあと3ヶ月半でニューアルバムのレコーディングを終了予定。
先行シングルは、2月末までにリリース予定。 アルバムは、3月末までにリリース予定。
- 10月18日 コンサート・プロモーターのママ・コンサートのマルセル・エイブラム氏による公式発表がありました。
「マイケルはレコーディング完遂を決意し、2000年に向けてニューアルバムからの新曲・ビデオ・ダンスを含む新しいショウを考えています。 そのため、'99年12月31日にシドニーとハワイで行なわれる予定だったミレニアム・コンサートは、来年まで延期されました。 我々は、マイケルの決定を尊重しています。 そしてこの華々しいプロジェクトを楽しみにしています。 彼は、正しい決定をしたと思います。」
-
マイケルはプロデューサーのエミリオ・エステファンJr.(グロリア・エステファンの夫で、彼女の全アルバムとマイアミ・サウンドマシーンをプロデュースしている)とコンタクトを取り、現在はマイケルのニューアルバムの2曲に関わっています。
つまり、今度のアルバムには、マイケルはラテン・スタイルも取り入れる意向のようです。 マイケルは11月12日現在NYでアルバム制作中で、LAで休暇を取る予定。
- 11月13日 ドイツのテレビ "Tro7" のインタビューで、ミッシー・エリオットが
「私は現在、マイケルにラップを教えています。 また、アルバムの曲をレコーディングしています。」 と語ったと報じられました。
- 11月17日、ソニー・ミュージックがドイツで "Blame It On The Boogie" を組み込んだダブルCDのプロモーションを行いました。
CDケース内にはマイケルのニューアルバムの宣伝があります。
- 来年5月にモナコで開催される 『World Music Awards』 に、マイケル出演予定。
ニューアルバムからの曲がステージ上で観られることになりそうです。
■'00年2月5日発行分■
- デズモンド・チャイルドは '99年12月現在、マイケルのニューアルバムで2曲に携わっています。
彼は有名なキューバ系アメリカンのライターで、25年間もポップ業界のトップで活動しています。 最近のヒットでは、リッキー・マーティンの "Livin' La Vida Loca",ボンジョビの "Livin' On A Prayer",エアロスミスの "Crazy",マイケル・ボルトンの "How Can We Be Lovers",シェールの "Just Like Jesse James" があります。
■'00年4月5日発行分■
- 1月、ロドニー・ジャーキンスがマイケルのニューアルバムについて語りました。
「昨年('99年)の2月にマイケルと一緒に仕事をやり始めて、こんどの2月で丸1年にもなる。 けど、それだけの価値があるんだよ。 スタッフ達は最高な働きぶりで、良い1年間を過ごせたよ。 急いでやるよりも、それなりの時間を費やした方がいいと思う。 彼のキャリアで最も重要なアルバムなんだからね。 他のアーティストとの共演については、1人ビッグな人を考えている。 実現するようにしているが、まだ判らない。 もし実現すれば、今までに無いものになるよ。」
- マイケルは5月10日、モナコで開催される 『World Music Awards』 にて "World's Best-Selling Pop Artist Of The Millennium" として賞を授与されます。 制作はG.パドニー氏。
マイケルはニューアルバムからの新曲をパフォーマンスする可能性がありますが、まだ公式発表はされていません。
- 2月初旬、ソングライターでプロデューサーのウォルター・アファナシエフ氏がマイケルのニューアルバムのために活動していると、"LA Times"紙がリポートしました。
彼は、バイオリニスト Jean-Luc Pontyバンドや、'80年代初期に彼自身のグループである "ザ・ウォーリアーズ" ではキーボードを弾いていました。 その後、リッキー・マーティン,サベージ・ガーデン,マーク・アンソニー,ベビーフェイス,ケニー・G,マライア・キャリーと活動。 ごく最近では、グラミー受賞曲であるセリーヌ・ディオンの "My Heart Will Go On" を手掛けました。
- ウォルター・アファナシエフ氏がマイケルのニューアルバムのために手掛けているのは "Fall Again" と題された曲。
ラテン調のその曲は、アファナシエフ氏と 俳優アラン・シックの息子であるロビン・シック氏と共同で作詞しました。
- 2月24日 ロドニー・ジャーキンス氏(22)が、アメリカのラジオショウ "The Doug Banks Show" のインタビューで、マイケルとの共作について語りました。
また、マイケルに電話もしました。(マイケルの声は放送されていません) 「信じられない計画だよ。 僕は偉大なエンターテイナーと仕事が出来て感謝している。 彼と一緒に仕事をすること自体、僕にとっては夢が叶ったという事なんだ。 多くの人が 『Off The Wall』 や 『Thriller』 を聴いて育っただろう。 僕はそういう事をしたいんだ。 それと同時に、マイケルを知らない子供たちに解ってほしいんだ。 彼が偉大だという事を!」 DJの "マイケルは例の手術用マスクをつけてスタジオにやって来るの?" との問いに対し、 「いいや、マイケルは普通だよ。 皆がそれを知らないだけさ。 僕は彼を知っている。 だからスタジオ内では、プロデューサーとしてだけではなく、マイケルの友人でもあるのさ。」
- 3月17日 ソニーミュージックは、レコーディングが終わっていないという理由でマイケルのニューアルバム発売を再び延期しました。
現在の予定では、10月リリース。
■'00年6月5日発行分■
- 4月8日 マイケルのマネージャーであるジェフ・クワティネッツ氏は
「 "ロドニー・ジャーキンス氏がニューアルバムのプロデューサーを辞めさせられた" という噂は、ただのゴシップである」 と語りました。
- デンマークのプロデューサーのソウルショック氏とカーリン氏は、マイケルのニューアルバムで仕事をしています。 彼らは、ホイットニー・ヒューストン,トニ・ブラクストン,メアリー・J・ブライジ,モニカ,2パック,マドンナのリミックス,ベビーフェイス,ブランディ等の曲のプロデュースを手掛けてきました。
フランスの雑誌 "L'Affiche" 誌の最近のインタビューで、ケネス・カーリン氏は語りました。 「ブラウンストーン(MJJ Music)の最初のアルバムの1曲を手掛けた時に、マイケルと初めて関わったんだよ。 昨年('99年)、マイケル側のマネジメントがコンタクトを取ってきたんだ。 マイケルが我々と一緒に仕事をしようってね。 2曲を手掛けたよ。 我々のありったけの力を注ぎ込んだ2曲ともアルバムに採用してくれれば嬉しいんだけど、既に多くの曲を録っていると聞いてるからな…」
■'00年8月5日発行分■
- 6月末現在、マイケルのニューアルバム発売予定は 2001年3月となっています。
- リッキー・マーティン,ジェニファー・ロペス,ジェシカ・シンプソン,エアロスミス,ロッド・スチュワート,宇多田ヒカル他 さまざまなアーティストを手掛けてきた・あるいはその予定のロドニー・ジャーキンスが、マイケルのニューアルバムのプロデュースに取り組んでいる。 (スパイス・ガールズの次のアルバムにも取り組んでいる)
ジャーキンスが言うには、 「マイケルとは友人になれたよ。 タイムズスクエアのヴァージン・メガストアにも一緒に買物に行ったんだ。 彼は見事に変装していたんだけど、2人くらいの人には気づかれたね。」 ジャーキンスは、その人たちがニヤニヤ笑って 「ジャコ」 (マイケルのあまり良い意味ではない呼び方) と言うのに対して多少敏感になっていたが… 「マイケルは本当に冷静な人だよ。 僕の家にも遊びに来たよ。 僕のママが、マイケルのために料理を振る舞ったんだ。 多くの人が彼のことを非人間扱いするけど、彼は他のみんなと同じ人間なんだって事さ! 映画も観るし食事もするし!って事さ! だろう?!」。 マイケルのアルバムに関しては、既に半分くらいの作業を終えているという事だ。
■'00年12月5日発行分■
- プラネット・ジャクソンサイトのリポートによると、ブルース・スウェディーン氏が他の仕事をキャンセルしてまでもマイケルのニューアルバムに参加するとのこと。
ブルース・スウェディーン氏は1934年ミネアポリス生まれ。 映画 『THE WIZ』('77~'78年)の活動中にマイケルに出会い、それ以来彼はマイケルとともに仕事をしています。
-
R.ケリーは、VIBE誌(2000年11月号)に、マイケルとの仕事について語りました。 R.ケリーは、既にマイケルのニューアルバムのために4曲を完成させていると言います。
「マイケルの曲作りの最中、 "僕はマイケル・ジャクソンだ" と思っているんだ。 僕は彼になる。 彼自身にもそれを感じてほしいんだ。 だから僕は、マイケルになりきってボーカルレコーディングをしているんだよ。 "You Are Not Alone" を彼に渡した時、僕のモノマネを聴いたマイケルは笑っていたよ。 でも彼には、僕がどの位 "マイケル・ジャクソン" を身の内に感じているのかを感じてほしかったんだ。 もし彼が、僕の創った曲から2つ選んでくれたら、大ハッピーだよ。」
- 11月21日 マイケルは友人のラビ・シュミュレイ・ボティーチ師とともに共同設立することになった 『Time For Kids' Initiative』 と 『ブッククラブ』 というシステムを説明するため、NYのハワード・J・ルベンスタイン氏の邸宅にて記者会見を開きました。
その中で、多くのファンが待ち侘びているニューアルバムに関しても語りました。 ニューアルバムは、タイトルは未決定ではあるものの、ほぼ完成に近いところまで来ているという事や、作曲・プロデュースに関しては ロドニー・ジャーキンス,R.ケリー,テディ・ライリーとともに仕事をしている事も語りました。 「('01年)3月には僕のアルバムが出ると思うよ。 今日、ソニー・ミュージック側に新曲6曲を披露してきたんだ。 彼ら、有頂天になって拍手喝采だったよ。本当に気に入ったみたい。 まだあと5曲は提供しないといけないな。 僕は毎回レコーディングのしすぎなんだけど、自分で何が良いかを決めるのに苦労してるんだ。」
- 11月22日 リッキー・マーティンは、来年('01年)にマイケルとのデュエット曲をレコーディングする可能性がある事をラジオで語りました。
■'01年2月5日発行分■
- マイケルのニューアルバムは、CD・LP・MD・カセット・スーパーオーディオCD・DVDオーディオアルバムの各フォーマットで発売される予定。
- 12月19日 マイケルは放送局KTU103と NYの5FMによってマジソンスクエア・ガーデンで開催されたチャリティーコンサート 『34丁目の奇跡』 のステージ上に現れました。
マイケルのパフォーマンスの可能性について事前に取り沙汰されていましたが、喉頭炎とのことで、他のスター達と一緒にジャクソンズの "Shake Your Body" の曲に乗ってステージで合流したに留まりました。 マイケルは、 「Happy holiday season.」 「The best is yet to come.」(最高のものはこれからだ) と、オーディエンスに向かってメッセージを投げかけました。
- 12月19日 ロドニー・ジャーキンスがMTVのインタビューに応えました。
「マイケルは、エネルギッシュで かつ全く新しいサウンドを叩きつけてくるよ。 このアルバムでカムバックを果たすのは疑いようもないね。 彼の新作を耳にしたら、もう他のアーティストのCDなんて聴く気も起きなくなるよ。 それ位すごいんだって事だよ。 マイケルは、新しいサウンドの開拓者なんだ。 たぶん彼は、まだ誰も聴いたことのない、人々が想像も出来ないようなものを創りたかったんだろうね。」 内容的には、ロック系のものもあれば、ロドニーの弟分であるニュージャージー出身の新人ラッパー・ファッツを参加させた曲が2曲あるとのこと。 「マイケルは、無名のラッパーを起用したがっていたんで、僕が紹介したんだ。 マイケルはファッツをいたく気に入ったようで、さらにもう1曲に参加させたんだよ。」 アルバムには、 "Cry" というバラードを書いたR.ケリーやディヴァンテ等が参加しています。 しかし、最終的なラインナップはまだ不確定なままで残っているとのことです。
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1月4日 ニューアルバムに関わるプロデューサーの1人、デヴィッド・フォスター氏がマイケルとともに再びスタジオ入りし、共作曲の最終仕上げ作業を行ないました。
フォスター氏は、 「マイケルは私にとって、現代のジーン・ケリーやフランク・シナトラのような存在なのです。 ああいった素晴らしい才能は、決して色褪せることはない。」 と語りました。
- 1月10日 エピックレコードの広報担当者によると、ソロアルバムの発売は4月23日に設定してはいるものの、まだ流動的である模様。
■'01年4月5日発行分■
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1月31日 ソニーミュージックは、マイケルのニューアルバムに2曲のアップテンポの曲と1曲のバラードを選んだそう。
ソニーミュージックの役員によると、 「すごい。 1曲目はマイケル特有って感じの曲だった。 一番だよ。 すぐにヒットするよ。 とても滑らかでキレイなんだ。 気に入るよ! メロディーはとても力強く、マイケルはピタッとスタッカートな声で歌っている。 不思議だ。」 「それから、2曲目ではすごい衝撃を受けたよ。 得体の知れない感じがした。 多くの音楽を聴いてきたけれど、これは何だか聴いたことがない、全く新しいサウンドだよ。 音楽の新しいトレンドになる。 本当にすごい。 アルバムのファーストシングルにするには新しすぎる。 皆、そのための時間がちょっとは必要だと思う。 リズムはとても革新している。 マイケルはまさに新しいサウンドの創造者だ。 私たちは、互いに "どう思う?" って訊き合ったんだ。 もし表現しろというなら、 "R&B工場" といった感じ。」 「最後に、バラードを聴いて、ヒットすると思った。」 「私たちは、これらを "Highway" と呼ぶよ。 何故なら、曲は速攻でチャートのトップになるからね。 12週くらいはトップだ。」 「マイケルの声はとても美しく、メロディーはオリジナルで素晴らしい。 私たちは約45分これらを聴いて、夢中にさせられてしまったよ。 すごいヒットになる。」 「私たちが待っていたのはマイケルだ。 そしてそれは、本当に待った価値があった。」
- 2月中旬現在、ニューアルバムはヨーロッパで6月25日,アメリカでは6月26日リリース予定となっているものの、延期濃厚のもようで、一説には9月以降との話もあります。
- マイケルとプリンスがデュエットするという話が出ていますが、プリンス側は否定しています。
米マガジンが 「彼らは共に仕事をしている」 と報道しましたが、イギリスでのマイケルのスポークスマンは聞いていないとのこと。 同誌では、ニューアルバムには噂のプリンスの他に、サンタナ,マライア・キャリー,ウィル・スミスの名がクレジットされるとも報じました。
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3月7日 夜7時からロンドン・アポロシアターで開催されたエイドリアン・グラント氏主催のファンイベント 『第10回 MJ DAY』 に出席したマイケルは、詰めかけた3千人のファンの前で挨拶を述べました。
アルバムについては、指を2本立てた手をかざし、あと2ヶ月でアルバム創りを終えられるとも受け取れるアクションをしました。
- 3月下旬現在、ニューアルバム発売は9月~11月頃となりそうです。
このアルバムからは、5本のショートフィルムが予定されているそう。
- マイケルはワールドツアーを目論んでいるという話があります。
バンドメンバーにスケジュール調整を依頼中とのことですが、真偽は不明。
■'01年6月5日発行分■
- マイケルは、9月7日にソロ・アーティスト30周年をNYマジソンスクエア・ガーデンで祝います。 マイケルが "Got To Be There" でデビューを果たしたのは '71年のことです。
ここでマイケルは、ニューアルバムからの新曲を披露する予定です。 イベントは、現地時間午後7:45に開演され、TVで2時間放映されます。 チケットは6月発売予定。
左 : 9/7&9/10ライブチケット 右 : 9/7アフターパーティ・ディナーチケット
- 4月19日 米MTVによると、カルロス・サンタナが近頃マイケルのニューアルバムのレコーディングに参加したとのこと。
サンタナは、 「マイケルが一緒に仕事をしようって電話してきたんだ。 とても光栄だよ。 その曲を気に入ってる。 彼は先週また電話してきて、本当に喜んでくれていたよ。」
- ホイットニー・ヒューストンとのデュエット曲が先行シングルになるかもしれないという話があります。
- 5月21日 マイケルとソニーは、ニューアルバム発売日の最終検討に入りました。
現時点では、9月18日か9月25日になる模様とのこと。
■以下追記■ 【 文責: らか 】
- 6月6日 レコーディングが終了し、マイケルのニューアルバムが完成。
-
6月12日 ソニーミュージックは、NYのヒットファクトリー・スタジオにて特別会議を開催。 マイケルは挨拶だけをして退席。
会議で視聴されたのは15曲で、さらに4曲が追加となる予定。
- 6月14日 ニューアルバムのタイトルと曲名が流出。
タイトル : 『INVINCIBLE』 Invincible / Unbreakable / Heartbreaker / Break Of Dawn / Heaven Can Wait / Rock My World / Butterflies / 2000 Watts / Speechless / Cry / Shout / The Lost Children / Don't Walk Away / Privacy / Threatens
- 6月15日 ニューアルバム発売日は9月25日と決定。
- 6月15日 エピックレコード社長デーヴ・グリュー氏が、米FOXニュースのロジャー・フリードマン氏のコラム 『411』 にインタビューを寄せた。
「マイケルの歌は、これまで以上に素晴らしいよ。 バラードは美しく、ダンスはメロディーでいっぱいだ。」 「アルバムが入荷される時期より最低でも8週間前、7月中旬までにファーストシングルを出す予定だよ。」 「我々には大人の聴衆もいるし、そして十代の聴衆にも働きかけなくてはならないんだ。」 フリードマン氏が 「グリュー社長、熱狂してますね?」 と水を向けると、グリュー社長はこう応えた。 「もちろんだよ!」。
- 6月17日 日本のスポーツ紙で以下のように報じる。
『マイケル・ジャクソン(42)が、9月7日にマディソン・スクエア・ガーデンで開くコンサートで、かぶととよろい姿を披露する。 ダイヤモンドなどの宝石をあしらった豪華な衣装で、値段は200万ドル(約2億4,000万円)。 マイケルの名前とともに「KING OF POP」の文字が彫りこまれる予定。 ニューアルバムのジャケットにも、この衣装で登場する。』
- 6月26日時点
9/24 - ニューアルバム 『INVINCIBLE』 世界発売 9/25 - ニューアルバム 『INVINCIBLE』 アメリカ発売 アルバムジャケットはオリジナルデザインで、マイケルの顔のクローズアップ。
試聴盤 (非売品) '
- 7月29日 『INVINCIBLE』 の発売は延期。
- 7月31日 東京都内にて音楽関係者向けの先行試聴会が行なわれた。
ニューアルバム 『INVINCIBLE』 は全13曲で構成されるが(※報道のまま)、うち8曲を披露。 早ければ10月末にも発売するとした。
- 7月末、マイケルはまだレコーディング作業をしているらしい。
- FMラジオ番組にてDJが、今度のアルバム 『INVINCIBLE』 の特徴を、
「低くズンと響く声で、そのためのボイス・トレーニングもしたらしい」 と述べる。
-
8月8日時点
10/29 - ニューアルバム 『INVINCIBLE』 世界発売 10/30 - ニューアルバム 『INVINCIBLE』 アメリカ発売
- 8月10日 マイケルがニューアルバムのタイトル変更を考えていると伝えられる。
- ロドニー・ジャーキンスが 『Sound & Recording』 誌に、マイケルとのレコーディングについて語った。
「マイケルは、自分がどういう音を求めているか解っていた。 自分の歌を録り終えたらもうスタジオに戻って来ないアーティストもいるけど、マイケルは全ての時に立ち会っていたよ。」
- 8月30日 NYのNASDAQにて、マイケルは9:00のオープニングセレモニーに出席し、9:30にオープニングベルを鳴らす。
前日に誕生日を迎えたマイケルにバースデーケーキが用意され、NASDAQのCEOからシャーリー・テンプルのヴィンテージ・ポスターをプレゼント。【※編集注 - マイケルはシャーリー・テンプルのコレクター】 1週間後に開催されるソロ30th記念ライブの理事に、NASDAQのアルフレッド・バークリー副会長の名も連ねられている。
- 9月5日 ロシアのソニーミュージックのサイトで、 ニューアルバム『INVINCIBLE』 ジャケットが初公開された。
- 9月6日 『MTV-VMA 2001』 がNYのタイムズスクエアで開催され、マイケルはインシンクの "Pop" パフォーマンス終盤にステージに登場、短いダンスを披露。
- 9月7日 『Michael Jackson - THE SOLO YEARS 30th ANNIVERSARY CEREBRATION』 がNYマジソンスクエア・ガーデンで開催される。
19:45スタートの予定が遅れ、20:30頃~深夜1:00過ぎまで トータル4時間半ほどのうち、マイケル絡みのステージは2時間ほど。(ブレイク含む) 同イベントは、9月10日も開催。
- 9月10日 『INVINCIBLE』 のトラックリストと各曲の制作者クレジットが公表される。 (※クレジット省略)
1. Unbreakable / 2. Heartbreaker / 3. Invincible / 4. Break Of Dawn / 5. Heaven Can Wait / 6. You Rock My World / 7. Butterflies / 8. Speechless / 9. 2000 Watts / 10. Shout / 11. Don't Walk Away / 12. Privacy / 13. Cry / 14. The Lost Children / 15. Whatever Happens / 16. Threatened "Whatever Happens" が追加となり、 "Threatens" が "Threatened" と改題されている。
- 9月11日 朝9時前、のちに 『アメリカ同時多発テロ事件』 と命名された事件がNYより勃発。
前夜のイベントを観覧した日本のファン殆んどが5~9日間の帰国遅延を余儀なくされた。 「マイケルは米政府の助けでアメリカ国外に出た」 というデマが流れる。
- 9月16日 アメリカ同時多発テロ事件の被害者家族・生存者を救済するため、 "What More Can I Give" を緊急リリースすると発表。 スペイン語バージョンも収録予定。 目標額は5,000万ドル。
同曲は '99年の 『MJ & Friends』 で披露される予定だったもので、ベースは既にある。
- 『Entertainment Weekly』 誌(#616,Sept. 21, 2001) にて、ソロ30th記念ライブの特集6ページ+表紙。
『MTV-VMA 2001』 の小記事(写真付)も掲載。
- 9月24日 『INVINCIBLE』 限定盤となる4色のジャケット写真公開。
- 9月25日 マイケルは "Shout" を、マイケルとベビーフェイスの共作 "You Are My Life" に差し替えることを決定。
- 9月27日 マイケルのインターナショナル公式サイトがオープン。
- 10月2日 『INVINCIBLE』 の全歌詞が流出。
のちにファンはこれを 「悪夢の始まり」 と評した。
- 『INVINCIBLE』 の最終的なトラックリスト。
【※公式発表は10月18日】 1. Unbreakable / 2. Heartbreaker / 3. Invincible / 4. Break Of Dawn / 5. Heaven Can Wait / 6. You Rock My World / 7. Butterflies / 8. Speechless / 9. 2000 Watts / 10. You Are My Life / 11. Privacy / 12. Don't Walk Away / 13. Cry / 14. The Lost Children / 15. Whatever Happens / 16. Threatened "Shout" が無くなり "You Are My Life" が差し込まれ、後ろに続く2曲が(曲調の流れの都合か)入れ替わった。
- 『SNOOZER』 誌('01年10月号)にて、 『INVINCIBLE』 を中心としたマイケル特集。
- 『CISCOレコード』 店でのLP大の包装袋は、片面が 『INVINCIBLE』 広告。
- 10月6日 『INVINCIBLE』 のフライヤーが国内のミュージックショップにお目見えし始める。
左: 日本のフライヤー(片面印刷) / 右: ドイツのフライヤー(表・裏)
- 10月9日 『Tokyo Walker』 誌にてマイケル特集5ページ。
- 10月10日 『メンズノンノ』 誌にてマイケル特集5ページ。
- 10月15日 『IN ROCK』 誌にてマイケル特集。
- 10月20日 『ミュージック・マガジン』 誌(2001年11月号)は、表紙も裏表紙もマイケル。 『INVINCIBLE』 のアルバムレビューも1ページ。 特集記事は “80's洋楽アルバム100選!”。
- 10月20日までに 『INVINCIBLE』 の全曲がネット上に流出。
- 10月21日 『United We Stand - What More Can I Give』 チャリティーライブ、米ワシントンにて開催。
- 『INVINCIBLE』 のテレビCMは、日本では計3種類。
過去のショートフィルムをたたみかけるバージョンが1種類,"You Rock My World" のショートフィルムを使うものが2種類。 1つはカウンターの上で踊るシーンからで、もう1つはクラブの客から映して色んな物音がひとつのビートに融合していくシーン。 いずれも15秒のもので、30秒バージョンは存在しない模様。
-
10月26日 日本で 『INVINCIBLE』 発売。
【※公式では29日発売だが主要店舗では前倒しで入荷するため】 日本版の初回盤特典は、ジャケットを90%縮小した絵柄のステッカー。 他にも期間限定で、商品に貼付のシール2枚1組で 「マイケルは最高だね」係へ '02年1月末までに送ると抽選で200名に "特別限定マイケルTシャツ" が当たるプレゼント企画も。
- 10月26日 GetMusic.com と RollingStone.com による約1時間のチャットで、マイケルがファンに応えた。
久々のニューアルバムで表舞台に立ったことに関して、 「真に素晴らしい音であれば、たとえどんなに永いブランクがあろうともそんな事とは関係なく "聴きたい" って思うものだよ。 革新的で開拓精神に満ち溢れた存在であり続ければね。」 ニューアルバムの中でマイケルが気に入っている曲は "Unbreakable", "Speechless", "Lost Children" とのこと。
「10曲から12曲書いたのをまた最初からやり直したり、一緒にやってるミュージシャン達にも、ベストなものが出来上がるまで100回でも1,000回でもやり直させたんだ。 そんなんだからムッとされた事もあったけど、大抵あとで謝ってきて、 「自分自身の限界に挑戦してステップアップすることが出来たよ」 って言われるね。 ミケランジェロと同じなんだよ。 限界に挑戦すればこそ 曲は永遠の命を得ていつまでも生き続けるんだと思う。 だからそうすべきなんだよ。」 自分自身に最も近い曲を尋かれ、 「"Unbreakable"。 だって、僕はずっとそうだったんだ。 誰も僕を止められやしない。 僕たちは、皆が驚くするようなシングルを出すよ。 ツアーの予定は無いけど将来的には何かするつもり。 ステージを降りるなんて、僕には難しいんだよ。 ステージに上がったり 曲を書いたり 詞を書いたり マンガを読んだり、それが僕の生活なんだ。」 クリス・タッカーのことを尋かれ、 「彼は本当に笑わしてくれるよ。 下品な言葉抜きで笑わせてくれる人が好きなんだ。」 「"You Rock My World" のビデオ制作は、夜ふかししたり笑ったり大音量で曲をかけたりして、すごく楽しかったよ。」 "Speechless" については、 「僕は、よく森で過ごすんだ。 そこにいるのが好きでね。 木のてっぺんに登って木々を見下ろしていると、音楽が沸いてくるんだよ。 2人の子供たちがやって来てね。 彼らは本当に無邪気で純粋だよ。 彼らがいるだけで、まさに speechless、言葉を失ってしまう。 彼らを見ていると神の存在が判る。 それが僕に、"Speechless" を創らせたんだ。」 マイケルは、今までに見たこともない新しい動きとダンスを新しいショートフィルムで披露すると約束した。 「今のヒップホップって、エアロビクスみたいで嫌だな。」
- 10月28日 『LUIRE』 誌(2001年12月号)にてマイケル特集4ページ。
- 10月29日 『INVINCIBLE』 が日本(公式発売日)・ヨーロッパその他で発売。
- フジ系 『少年タイヤ』 など、ソニーが主要スポンサーの番組で、"提供" テロップに
提 供 Play Station I N V I N C I B L E と、あのフォント文字で表示。 もちろんCMも流れる。
- 10月30日 『INVINCIBLE』 がアメリカで発売
- 10月30日 『女性自身』 誌にてマイケル特集3ページ。
- 11月2日 『INVINCIBLE』 は、発売1週間たらずで歴史を作った。 4日間で世界中で300万枚をセールスし、それはマイケルにとってすら記録となる。
フランス・スイス・ノルウェー・イタリア・スペインでは、アルバム最速売上記録を打ち立てた。
- 11月2日 マイケルが11月7日にMTVの番組に出演予定で、また同日、そのスタジオ近くのヴァージン・メガストアで16時からサイン会を行なうと発表。
- 『Billboard』 誌('01年11月3日号)の表紙は、 『INVINCIBLE』 ジャケット写真。
- アメリカ版 『TV Guide』 誌('01年11月5日号)にて、マイケルのインタビュー記事掲載。
表紙は2種類あり。 ニューアルバム 『INVINCIBLE』 はカムバックのアルバムかと訊かれたマイケルは 「これをカムバックだなんて思ってないよ。僕は4年に1回アルバムを出しているだけ。 その間にも曲は書いていたんだしね。」
- アルバム 『INVINCIBLE』 のタイトルについて、マイケルのコメント。
「収録曲のタイトルでもあるけど、アルバムタイトルに最もふさわしいんじゃないかと思ったんだ。 自画自賛するつもりはないけど、最長のキャリアを持つミュージシャンとしてギネスブック入りを果たしたし。 だから "INBINCIBLE"(無敵)でずっと成長し続けて、人々のために貢献するという意味を込めたんだ。」
- 『SNOOZER』 誌('01年11月号)にて、先月号に引き続きマイケル特集。
- 11月7日 15時より、NYスクエアガーデンの ヴァージン・メガストアで 『INVINCIBLE』 のインストア・イベントとしてサイン会開催。
当日朝9時開店の同店にて 『INVINCIBLE』 を購入し、サイン券をもらうというシステム。
その模様は、アメリカの公式サイトにて生中継映像が観られた。 日本時間では8日朝6時から始まり、9時に終了。 マイケルがサインをする様子以外に、番組で特別編集したフィルムや "You Rock My World" ショートver., "Thriller", "Billie Jean", "Eeath Song" 等もほぼノーカットで流し、参加できたファンへのインタビューも多く流された。
- 11月8日時点で、『INVINCIBLE』 がアルバムチャート初登場第1位を記録したのは、アメリカ・イギリス・オーストラリア・ベルギー・デンマーク・フランス・ドイツ・オランダ・ハンガリー・ノルウェー・スウェーデン・スイス・トルコ。
アメリカだけで1週目で36万6,300万枚をセールス。 エピックレコード販売部門のスティーブ・ケネディ副社長によると、それにつれて過去のアルバム達も売り上げが劇的に上がったそう。
- 11月10日 NYヴァージン・メガストアでのサイン会(11/7)の模様が、アメリカの公式サイトにてノーカット・ストリーミング公開。
- 11月10日 『bmr』誌(DEC 2001 No.280)にて、マイケル特集8ページ, 『INVINCIBLE』 レビュー半ページ, 『The WIz』 フィーチャー2ページ。
- 11月11日 『ADLIB』 誌(2001年12月号)にて、“マイケル・ジャクソンのすべて” 8ページ。
- 11月11日 スペースシャワーTVにてマイケル特集、計5時間。
- 11月12日 KissFMにて1日中 『マイケル・ジャクソン・デイ』 。
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11月13日 『Michael Jackson - THE SOLO YEARS 30th ANNIVERSARY CEREBRATION』 が米CBSで放映。
9月7日分と10日分を混ぜて編集したもの。 結果的に米CBSにおいて、スポーツを除いて '94年以来の最高視聴率をマーク。 番組の一部・または全部を観た視聴者は4,500万人を超えるという驚異的な記録。 この放映に先駆け、マイケルは 『Entertainment Tonight』 で兄弟たちとの久々の共演について語った。 「兄弟たちと共にステージに立てたのは、そりゃもう素晴らしい出来事だったよ。 まるで新しい感覚でデジャヴのような つい昨日の事のような… だってね、愛する兄弟たち&盛大な祝賀会っていう取り合わせが、なんだかあのエド・サリバンが "I Want You Back" の初プレミアを引っ下げた僕らを紹介してくれた頃みたいな感覚だったんだよ。 すごく楽しかったな。」
- 11月14日 朝日新聞の朝刊にて 『INVINCIBLE』 の全面広告掲載。
ただし地方版によっては17日付等にて掲載。
- 11月16日 国内のソニーミュージック公式サイトにてマイケルTシャツ3名・缶バッヂ5名のプレゼント企画。
- 11月21日 11:55~16:00、TOKYO FMにてマイケル特集。
その中で久保田利伸さんが、アルバム 『INVINCIBLE』 レコーディング時に絡む話を語った。 「アメリカではマイケルと同じレコード会社だけど、なかなか接触出来ない。 多分、誰も会うことは出来ない。 プリンスより難しい。 スタッフすらも(マイケルに)会えない。 会えるのは、時々変わるマネージャーと家族,何かある時に一緒に行く芸能人だけ。 常にSPと一緒で、1人の時もSPが一緒。 今回のアルバムのレコーディングの時、NYで偶然スタジオが一緒だったんだけど、とてもきれいで設備の整ったスタジオが3つあるんだけど、マイケルはスタジオに入らず 建物のそばに家からレコーディング用の大きなバスで乗りつけて来て、10歩歩けばスタジオに入れるのに中に入らず、太いケーブルでスタジオと繋いでバスの中で歌ってレコーディングしていた。 それくらい外気や人との接触を避けていた。 非常にナイーブ,スーパーセンシティブだった。」
- 11月23日 19:30~、BS2で 『MTV-VMA 2001』 放映。
- 11月23日 23:30~、TVK 『Sony Music Access』 にてマイケル特集。
1. Don't Stop 'Til You Get Enough / 2. Rock With You / 3. She's Out Of My Life / 4. JAM (DANtour@Wembley'92) / 5. Black Or White (DANtour@Wembley'92) / 6. I Want You Back (ソロ30thより・途中まで) / 7. 超特大スペシャルフラッシュ(16曲) / 8. In The Closet (一部分) / 9. Thriller (ショート) / 10. You Rock My World (ロング)
- 12月5日 第33回NAACPイメージアウォードで6部門ノミネート。
授賞式は '02年2月23日,放送は米FOXで3月1日。 INVINCIBLE "Outstanding Male Artist" "Outstanding Album" You Rock My World "Outstanding Song" "Outstanding Music Video" Michael Jackson: 30th Anniversary Special "Outstanding Variety Series/Special" "Outstanding Performance in a Variety Series/Special"
- 12月7日 RIAA(アメリカレコード協会)によると 『INVINCIBLE』 はアメリカで100万枚以上を売り上げ、プラチナアルバムとなった。
ヨーロッパではそのほぼ2倍を販売し、マルチプラチナに到達。
- アメリカとフランスでのチャート推移
『INVINCIBLE』 アメリカ : 1 → 1 → 5 → 10 → 17 → 25 フランス : 1 → 1 → 1 → 2 → 4 → 5
- 12月19日 LAのラジオ局KIIS FM主催のクリスマス・コンサート 『Jingle Ball』 にてマイケルは、司会のリック・ディーズ氏とマジック・ジョンソンから "特別功労賞" を授与。
- 12月21日 日本のソニーミュージックのブロードバンド専用サイト 『Morrich』 にて、海外アーティストで初めてマイケルのショートフィルムが有料配信開始。(※現在は終了)
- 12月23日 朝8:55~11:55、Tokyo-FMで 『宇多田ヒカル&マイケル・ジャクソン特集』。
- 12月25日 深夜0時~1時、デジタルWOWOW3 『ザ・ビートファイル』 でマイケル特集。
同局で年明け1月2日と1月7日に,アナログのWOWOWでも1月10日 深夜0時~1時に再放送。 内容は、 "Thriller", "BAD", "In The Closet", "Black Or White", "Who Is It", "Scream", "You Rock My World"。
- 12月26日 『装苑』 誌(2002年2月号)にてマイケル特集7ページ。
- 12月26日 深夜1:25~、BS2で 『MTV-VMA 2001』 再放送。
【2002年】
- 1月6日 エピックレコードによると 『INVINCIBLE』 は世界中で520万枚以上の売り上げに達した。
- 『USA Today』 誌のインタビューに応えたマイケルいわく、『INVINCIBLE』 に伴うワールドツアーを行なう気はない模様。
「なにか次のことに進みたいんだ。ツアーは体力的にも厳しい。 コンサートは2時間のマラソンみたいなもので、コンサートの後には体重が5kg近く減ってるんだ。 ステージ中は汗まみれで、ホテルに戻っても興奮が冷めなくて眠れない。 次の日もコンサートがあるのに厳しいよ。」 今後は、自分が感動できるような曲を作ることに集中したいとのこと。 また、 『INVINCIBLE』 のセールスが不振と一部で言われている件については 「作品自体は 『THRILLER』 を上回っているよ。」 と自負。 「『INVINCIBLE』 は、曲の幅が広い。 音楽は、どれだけ寿命があるかが鍵だと思うし、どうやってストーリーが終わるかが重要だと思う。」 と語り、今後改めてアルバムの評価が高まる可能性を示した。
- 1月10日 『AMA 2002』 がLAのシュライン・オーディトリアムにて開催。
マイケルは "アーティスト・オブ・ザ・センチュリー賞" をクリス・タッカーから受賞、その前にマイケルの20世紀を振り返る 『MJヒストリーフィルム』 を上映。 日本での放映は、1月27日(日) 19:20~21:20、BS2にて。
一方、GRAMMYがAMAを妨害しているとして AMA創設者ディック・クラーク氏は、GRAMMY側のRIAA会長マイケル・グリーン氏を訴えた。 それにより、GRAMMYがマイケルへ 「AMAに出演するな」 と圧力をかけていた事が明白となった。 ちなみにこの日、米CBS(GRAMMY放映の局)は、11月に驚異的高視聴率をとったマイケルの 『ソロ30th記念ライブ』 の再放送をウラ番組にぶつけてきた。
- 1月10日 深夜0時~1時、WOWOW 『ザ・ビートファイル』 でマイケル特集。
"Thriller" (エンディングcut), "BAD" (後半のみ), "Black Or White" (前半のみ), "Who Is It", "In The Closet", "Screeam" (シールドオフver.), "They Don't Care About Us" (刑務所ver.), "Ghosts" (SF ver.), "You Rock My World" (ショートver.)
- 1月19日 カンヌの 『NRJ Awards』 にて、 "最優秀国際男性シンガー賞" を受賞。
- 1月27日 1:25~、NHK-BS2にて 『AMA 2002』 放映。
- 2月2日 WOWOWにて 『ザ・ビートファイル』 のマイケル特集の再放送。
- 2月6日現在、アメリカで 『INVINCIBLE』 は米ビルボード27位、そしてエピックから出したマイケルのアルバムで6つ目となるダブルプラチナも獲得。 ラジオでの "Butterflies" の成功も大きいと見られる。
'02年2月、ネバーランドにて
- 2月7日 『ソウルトレイン・ミュージックアウォード』 の "最優秀男性R&B・ソウルアルバム" に、 『INVINCIBLE』 がノミネート。
- 『VIBE』 誌('02年3月号)にて、マイケル独占インタビュー。
ここではインタビュー内の 『INVINCIBLE』 に関連した部分のみ抜粋。
"Unbreakable" での Biggie Smalls(=ノトーリアスB.I.G.)の起用について 「ロドニー(・ジャーキンス)のアイデアだったんだ。 ラップを入れようっていうのは僕のアイデアなんだけど、そうロドニーに伝えると、 "パーフェクトな奴を知ってるよ。Biggieだ!" ってね。 で、やってみると歌にぴったりハマったんだ。」 "You Rock My World" のリミックスでの Jay-Zの起用について 「Hipで新鮮だと思ったからだよ。 いつも一緒にいる僕の子供たちも、彼のことが大好きなんだ。 それがイイ感じになったんだ。」 "Speechless" を生み出した経緯について 「これ、きっと驚くよ。 子供たちとドイツにいた時、壮大な水風船バトルをしたんだ。 冗談ぬきでだよ? 遊んだ後、僕は本当にハッピーで… 家の2階に駆け上がって、一気に "Speechless" を書き上げたんだ。 楽しい事が、僕から歌を引き出してくれる。 この歌はとってもロマンチックだからこんな事は言いたくないんだけど… 水風船バトルがこの歌を生み出したんだよ。 僕は本当に幸せな気分だった。 そこで、まんま書いたんだ。 アルバムにも充分な歌だと思った。 無上の喜びが、マジック・驚き・独創力に変わるんだよ。」
- 2月12日 『第32回 ソングライターズ・ホール・オブ・フェイム』 において、マイケルが殿堂入りすることとなった。 授賞式は6月13日。
- 2月23日 第33回NAACPイメージアウォードで、6部門ノミネート中 3部門で受賞。
マイケルは授賞式に出席しなかった。 You Rock My World "Outstanding Music Video" Michael Jackson: 30th Anniversary Special "Outstanding Variety Series/Special" "Outstanding Performance in a Variety Series/Special"
- 3月5日 マイケルがエピックレコードから離れたがっているという噂について、エピックレコード側が大衆紙のインタビューに応えた。
「あとアルバム2枚の契約がまだ残っているし、マイケルはどこへも行きません。」
- 3月いっぱいでソニーミュージックは、唐突に 『INVINCIBLE』 に係るプロモーションの一切を中止。
【※ ファン間で周知となったのは4月22日 】 【※ マイケルはソニーを不正会計のかどで提訴、翌'03年1月10日にトミー・モトーラ会長が退任・5月にはマイケル優位の合意に達したが、 『INBINCIBLE』 のプロモートが再開した訳ではないので詳細は省略 】
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